徳と岸田 | 加納有輝彦

徳と岸田

大川総裁より『徳』についていろんな角度から学んだ。
自我流の理解であることをお断りしておく。

・どこまで間接責任を認めるか。そこにリーダーの器の大きさが現れる。直接責任がなくとも間接責任を負うところに徳が発生する。

・どちらかといえば、「小人閑居して不善をなす」が私も含め凡人の悲しき性(さが)であるが、誰も見ていないところで、他者のために祈る、神仏の眼に恥じない善行を決断する・・・ここに徳が発生する。

・為政者であれば、世の乱れは、己の「徳の不足」が原因と謙虚に神仏の前に頭をたれ、出処進退をわきまえる。

 言うは易し行うは難しを重々承知している。

さて、いま、自民党内で裏金処分で岸田首相に対する不満がマグマのように溜まっているという。噴火寸前というところか。

電話をかけて「関与していないといった。」と森元首相に関し報告。
二階元幹事長は、引退と引き換えか?処分なし。(小池百合子の後ろ盾がいなくなり、岸田首相はホットひと安心とか)
岸田首相自身も処分なし。

 容赦のない人物批判で知られる水島総氏が、塩谷立氏と大学?時代の同級生だったらしく、「彼は本当に人のいい奴。」とめずらしくその性格のよさをべた褒め。「人がいいので(意趣返しもしないだろうと)、きっと見せしめ処分させられたんだろ。」と。
 しかし、当の塩谷立氏は、「独裁的運営に断固抗議する。」と不服をあらわに抗戦の勢い。復讐するタマに非ずと舐められ見せしめ処分をかした岸田首相にとっては、意外な反応だったかもしれない。

 岸田首相への不満が党内で最高潮に達しつつある。

この様子ではとても解散選挙はできまい。そしてズルズル9月の総裁選までいくだろう。本人は再選の野望をもっているだろうが、総理の「徳」は尽き果てた。誰かに総裁選で負ける運命だろう。

岸田首相は、毎日毎日泥縄であった。泥棒が入って(問題発生)縄をなう(対処療法)繰り返し。

しかも、アメリカ様の命令に従う以外に信念のかけらもなく、内政はマスコミ神から文句いわれないための対処療法に終始。

 泥縄の日々の中で為政者の「徳」は一切存在しなかったかのよう。
「不徳のいたすところ」という反省も一切なかったかのよう。

徳が切れた。すなわち神仏のご加護の縁(よすが)が切れた。ただただ漂流するのみ。

クラゲ国家に似つかわしい令和の宰相であった。(過去形、笑)

 そんなクラゲ宰相が、国賓待遇で米国を訪問する。
この訪問により、クラゲ宰相が前のめりの日本の国力衰退を加速するGX(グリーン・トランスフォーメーション)をさらに推し進める約束をさせられ、米の日本衰退大戦略が完成するのだろう。

 日本民族の徳すら消耗する勢いである。(高天原の衰退と連動するが如き、顛末である。)

国民の60%が岸田も処分すべきだという。むべなるかな。

 

 

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