Out of sight, out of mind. | 加納有輝彦

Out of sight, out of mind.

Out of sight, out of mind.

おそらく故安倍元首相のような「お坊ちゃま」の事を想定して言われたと思われる、大川隆法総裁の言葉(記憶)を反芻する。

「こういう方(貴族風)にとって、この方のために尽力した人々とか、そういう周囲の人々の姿は、ちょうど新幹線の窓から見える風景のようなもの。次から次へと過ぎ去るのみ。」

一人一人の尽力に対する感謝の思いも同じく次から次へと過ぎ去り、忘れ去られる。(貴族の心に)とどまることはない。

 この文脈で、民主党政権から自民党が政権を奪取し、安倍総裁が新総理になった時、出版された「安倍新総理スピリチュアル・インタビュー ~復活総理の勇気と覚悟を問う~」大川隆法著(2012.12)のまえがきの一節を読むと当時もそうであったが未だに感慨深いものがある。

「とまれ、歴史的大勝利をもって『復活総理』となった安倍晋三氏に対しては(中略)祝福申し上げたい。(中略)ただ、自民党大勝の陰に、自民党の論敵と激しく戦って散っていった『幸福維新の志士』たちが多数いたことを心の片隅に忘れないで記憶して頂ければと思う。」

 せめて幸福維新の志士たちの姿が、新幹線の窓の景色のように次から次へと過ぎ去り忘れ去られる運命を忍びないと思われた総裁のお気持ちが偲ばれる。

愛のまなざし
 大川総裁は、かつて外国への新婚旅行に行った新妻が、新郎が部屋を離れた隙に、部屋に入ってきた現地の男性に乱暴され、新婚旅行から帰って赤ちゃんが生まれたが、肌の色が日本人のものでなかったゆえ、新妻は川に身投げし命を絶った・・・という新聞の三面記事に言及されたことがある。

 名も知れぬ悲劇の新妻。日々忘れ去られる3面記事。大川総裁が心を向けられたという意味は、名も知れぬ新妻を供養されたのでありましょう。

 悲劇の3面記事に心を寄せる大川総裁の視線は、決して新幹線の窓の流れ去る風景を見る視線ではないと思う。

そんな総裁の愛にお世話になった私たちは、その御恩を絶対に忘れない。

 

 

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