小池都知事の心臓の毛を吉村知事に移植すべし??? | 加納有輝彦

小池都知事の心臓の毛を吉村知事に移植すべし???

犠牲者が出ないことを祈ります。

大阪の地下鉄が、血みどろになっていると・・・?
ミャクミャク・キャラクターが大阪メトロを「デザイン・ジャック??」
当局は、一年後に迫った大阪博の宣伝に躍起。
前売りが芳しくないらしい。特に、元旦の石川の地震が「万博やっている時か?」という議論を巻き起こした。

 



さて、今回の万博は、信じられない報道が途切れることなく続く。最近では、大手地元メディアも「万博の華Aタイプの海外パビリオンのおよそ3分の1(これは控えめな数値で、実態はもっと多いらしい)は、開幕に間に合わせることは不可能と断言する建設関係者の声を報道する。開幕一年前にして、多くのパビリオンがまだ設計も完了していないというのだ。もはや絶望的である。と。当初は、今年の7月にパビリオン完成の予定。現在、それを10月に延期している。

しかし、絶対に延期しないという建前の吉村知事は、「10月は目安にすぎない。年内には完成します。」と言い張る。というか、言わざるを得ない。その目は、泳いでいる。目が泳ぐあたり、橋本元知事の鉄面皮とくらべるとまだ人間的と評価をする向きもある。なんのこっちゃ?

さて、ここ最近話題になっている信じられないニュースとは。

その1
大阪博の工事を担当する建設会社の担当は、言う。
我々は、能登半島で災害復旧作業に従事する建設関係者と全く同じ環境に置かれている。
つまり、現場に、仮設水道、仮設電源がないというのである。
えっ?
 私のように地方の中小企業で建設業に従事する立場から、どんなに小さな工事現場であろうと、仮設水道、仮設電源は、マストであり、実際完備されている。

 それが、国家的イベントの現場に、「ない?」
信じがたい事実。
仮設の自家発電機を持ち込むしかない。しかし、水道に関しては電気より始末が悪い。

その2
これは笑い話としか思えないことなのだが、例えば、大阪博を大阪城としよう。
外部からの侵入を阻止するお堀(木造リング)が先に出来てしまって、肝心かなめの天守閣(海外のAタイプパビリオン)の建設ができないというのである。
 リングの設計者は、何か所か穴を開けておくから大丈夫というが、ただでさえ遅れに遅れている工程を取り戻す「突貫工事」のため、数か所の穴は、大渋滞することは火を見るより明らかと関係者はいう。

 しかも、夢洲に通ずる道路は、二か所しかない。それも渋滞要因であり、さらに木造リングの完成が、ダブルで渋滞要因となる。

工期に無理が生じると、「労働災害の発生」の確率が高くなる。建設現場の災害は、命にかかわる。皮肉にも、働き方改革が建設業界にも適用され残業時間等が規制される。絶望的に遅れている大阪博の現場のみ、「適用除外」とするのか?まさに特攻隊もとい、突貫工事隊である。命がけ。

 2億円トイレの三か所のうち、一か所の入札が不調に終わったようだ。

建設会社は、大阪博にかかわることに二の足を踏んでいる。できたらかかわりたくない。

 その3
例の350億円の木造リング。
すでに、木造の一部に雨水のシミが見られるという。
さて、350億円の建設費に関しては、「世界最大級の無駄遣い」と批判が未だにやまない。
建築エコノミスト森山高至氏は、木造リングについて詳細な見積もりをした。かなりふかしても180億円程度としている。それがなぜ、350億円?ぼったくり過ぎというのだ。

ところが、これにはあまり公表されていない事実があるという。
木造リングの一部が、数十センチ地盤沈下する可能性が指摘され、大林組は、そこの部分だけ杭を打つ提案をしたという。なにせ、夢洲は埋め立て地。

しかし、万博協会は、くい打ちという大きな設計変更は避けてほしいと。
すると、日本の建設会社はすごい、半年間だけ持たせればいい、別の工法でなんとかしたという。ただし、工事費は嵩む。

 この地盤沈下の問題を公表すると、いくつかの候補地から夢洲を選んだ責任を問われるゆえ、あまり公表しなかったようだ。万博を利用して夢洲にカジノを、これはもっぱら、トランプ大統領とゴルフをした日からはじまって、安倍政権と維新に責任がある。

 カジノとあわせれば、兆円単位の巨額の公費が投入される。

『無能なものに、税金を渡すなかれ。悪事に使われる。』

この故事を、まさに天文学的規模で体現したのが、大阪博ではないか。

 東京オリンピック絡みでも、自殺者が出た。
今回は、労働災害を心配する。せめて半年延期してくれれば、すべてに無計画な杜撰な大阪博ではあるが何とかなるかもしれないという関係者の悲痛な声も報道されている。

 そもそも岸田首相にしてみれば、安倍菅政権の負の遺産。ちょっと手を打つのが遅かった。
目が泳ぎ始めた吉村知事も、少しばかり、松井元市長、橋下徹氏に対して「だまされた」という被害者意識が芽生えているのではないかとそんな声もチラホラ。

 ここは、吉村知事に、小池東京都知事の心臓の毛を移植してもらってでも乗り切って頂きたい。
普通の神経からすると、この責任は、「切腹もの」であるからして、老婆心から「心臓の毛移植」をお勧めしたい。

※私の部屋に、1970年の大阪博の配置図が書かれたハンカチーフが飾ってある。
時代は変わった。あるいは、終わりつつある。私には、新たな時代の胎動が遠く遠くに聞こえる。

 

 

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