ほろ酔いで | 加納有輝彦

ほろ酔いで


茶室の茅葺が完成した。
ささやかなご苦労さん会で、職人さんと懇親を深めた。

まだ40代前半の若さである。

息子の世代とまではえないが、皆、若い。

 驚いた。

彼らと私は、私が経てきた精神的遍歴のいくつかを共有していたということ。
現在の私は、かつて心酔あるいは衝撃を受けたそれらとの間には幾分の距離感はあるが、それでも懐かしい遺産?の数々である。

 「わら一本の革命」等の著作で著名な自然農法家福岡正信氏の著作を彼らも読んでいた事には驚いた。
まるで当時若かった自分自身と対面しているような気分にもなった。
 驚くと共に嬉しかった。

「おお、君たちも模索し葛藤し、そして光を求めて(福岡正信氏が否定するところの)現代文明を生きてきたんだ。」

・・・・とカッコつけて書いているが、

ようはカラオケで私が歌う数少ないレパートリー、
 吉田拓郎、河島英五・・・

彼らも大ファンだというのだ!これは盛り上がった。(笑)彼らの父がファンだったという。

 20歳の年齢の違いを全然感じなかった「共通性・同時代性」に、ほろ酔いの私はとても嬉しかったのです。
加えて、棟梁格の職人さんは、フュージョンバンドの「スタッフ」のファンだという。ここまで一致するとそれは「奇跡」と言ってもいいのかもしれない。私もスタッフのギタリストでもあったエリック・ゲイル氏のファン。(笑)

 若い彼らから教えてもらったミュージシャンもいた。メモしておきます。

 金延幸子
 幸木野花
 折坂悠太

お疲れ様でした。感謝。


※雨降りに雨が粒となって茅葺き屋根の表面を流れる様子が美しいと聞いていたので、写真に収めようとしましたが、もう少し雨量が必要だったようで。

 

 

 

 

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