タッカー・カールソンのインタビューと 大川隆法総裁の守護霊インタビュー | 加納有輝彦

タッカー・カールソンのインタビューと 大川隆法総裁の守護霊インタビュー

「タッカー・カールソンのプーチン大統領へのインタビュー」と

「大川隆法総裁のプーチン大統領の守護霊インタビュー」

 

タッカー・カールソンのプーチン大統領へのインタビュー動画の再生回数が、過去のインタビュー、マイケル・ジャクソンや、トランプ大統領のものを抜き、世界一の記録を樹立したという。2億回とかそういう単位である。

 

 このインタビューの内容に関しては、ナチスドイツとポーランドの歴史的関係についてポーランド政府がプーチンの発言に公式に反論したりして、「プーチンのプロパガンダ」とネガティブな反応もある、そういう面で侃々諤々の世界的反応の嵐の中にある。

 

 このインタビューをきっかけに、プーチンにプラトンが思索した「哲人政治家」の面影を見た識者も少なくない。

 

さて、このインタビューに関し、新日本文化チャンネル桜の社長水島総氏は『世界史的転換点としてのプーチン×カールソン・インタビュー』と題して、ゲストに及川幸久氏を招き、語り合った。

【Front Japan 桜】世界史的転換点としてのプーチン×カールソン・インタビュー ゲスト~及川幸久[桜R6/2/15]

 

 

 

 桜が用意した及川幸久氏のプロフィールは以下の通りである。

「昭和35年、神奈川県生まれ。上智大学文学部卒業、国際基督教大学大学院行政学研究科修了。その後は、メリルリンチ社、インベスコ・アセット・マネジメントといった大手金融機関に勤務した後、幸福の科学に出家、宗教家となる。政治問題にも関心が高く、幸福実現党から出馬した経験もある。現在は、教団役員を辞している。著書に『いま世界を動かしている「黒いシナリオ」グローバリストたちとの最終戦争が始まる!』など多数。」

 

 さて、~現在は、教団役員を辞している。~昨年、幸福実現党の政党役員を辞した、これをきっかけに水島総氏は、及川氏をゲストに、招くようになった。※ちなみに、及川氏自身が別の桜の番組で語ったことは、一昨年の参院選東京選挙区に幸福実現党から出馬した及川氏であったが、当初の目的を果たすことができず、その責任も取りたかったと、そして自身の年齢(本年誕生日で64歳)の事もあり、そんな文脈の中で、第一線から退任(教団を退職)を選択したと語られた。退職であって、決別したとかそういうことではない。

 

さて、水島総氏の「幸福実現党嫌い」のことに関していえば、

 幸福実現党が掲げる「新・日本国憲法試案」の中で、大統領制を導入し、大統領を国家元首とし、天皇には、政治的責任を負わせない、つまり元首とせず、それをもって皇室の伝統を守る・・・この憲法試案を、我が国の皇室を頂点とする国体を破壊するものと、水島総氏は、猛反発、断じて受け入れられない立場をとられ、最近では、幸福実現党にも中国マネーが蠢いていると、我々党員からすると「奇想天外」なご批判をされ、残念に思っていた。残念というか悲しい思いだ。

 水島氏からすると、皇室の伝統に改変を加えるものは、国体破壊を目論む中国の力が働いているということになる。それはオートマティカルになされるようだ。ちなみに、男系男子の継承に関しては、幸福実現党は、その伝統は大切なものと考えている。

 

 まあ、中国マネー云々は、私は悲しく思ってきたが、桜が長年無料で提供する討論番組は、エネルギー関係、防災関係、外交等の論点では、大変質の高い学ぶべき内容も多く、よく視聴している。

 

水島氏は、幸福の科学を破門されたひろしを桜の老舗討論番組に2回参加させ、幸福の科学を語らせた。

これは幸福の科学への嫌がらせ以外なにものでもなく、事実彼の語った内容は、いつもの悪口にすぎず、老舗看板番組の権威をも著しくおとしめるお粗末な内容であった。

 

 このように、水島社長が、お嫌いな幸福実現党の役員を辞した及川氏をゲストとして歓迎する、その因果関係は必然ではありましょう。(笑)

 

 実際、お二人は、意外な取り合わせのようでありながら、実際、語り合うお姿は、実に馬が合うようで、水島氏は、「こんな話は及川さんだから出来る。」と信仰論、ロシア文学論、キリスト教神学論等、大変楽しそうである。時に、及川氏の肩に手を回す場面などは、他のゲストには見たことがない。いかに水島氏が歓迎しているかが伺える。

 

確かに、及川氏は、キリスト教神学は専門の一つであり、その分野には造詣が深く、タッカー・カールソンの質問の背景にあるもの、そしてプーチンが信仰するロシア正教が、カトリック、排他性の強いプロテスタントとも違い、比較的寛容性が高いことなど、氏の的確な指摘に、水島氏もうなることしきり、非常に楽しそうなのである。

 

 及川氏のロシア正教の「寛容性」の指摘を、水島氏は敷衍し、遠藤周作の「沈黙」に見る「無力なイエス像」「ただただ傍らに共に存在し、涙するイエス像」を語り、さらにその「無力なイエス像」こそ、日本の天皇のお姿そのものではないかと、持論を展開する。」及川氏も「その通り」と共感される。実に楽しそうなのである。

 

 タッカー・カールソンがプーチンに質問したイエスの説いた愛の教えと、指導者として戦争を決断(人殺し)

せざるを得ない立場、この理想と現実にどう対処するのか。(及川氏が学生時代研究したアメリカの神学者ラインホルド・二―バーがテーマにしたものは、まさにタッカーが質問した、信仰と政治のバランスの問題だったという。二―バーは、理想主義と現実主義のマッチングが必要と唱え、それをクリスチャン・リアリズムと称した。実はこの問題は、アメリカの神学のテーマだったという。これをまさにカールソンは、プーチンにぶつけたわけで、画期的なものであった。)

 

またカールソンは問う。

 世界史に神は介入しているのか。

 

それぞれにプーチンは簡潔に答えた。そしてその返答の内容も、深淵なのである。

 

このような質問が、一政治家になされること自体、プーチンがいかなる政治家であるかが分かる、岸田首相にこの質問がなされることは、絶望的に有り得ない、このお二人の述懐には私も大いに賛同します。

 

 今回のインタビューの再生回数が2億回を超え、世界記録となった。そして、インタビューの中で、信仰が語られた。

 

ゆえに、水島氏が、「世界史的転換点としてのプーチン×カールソン・インタビュー」と題したことはあながち大袈裟でなかろう。

 

 興味ある方は、ぜひ動画をご覧頂きたい。

 

 さて、私の思うのは、この世界史的転換点としてのインタビューが注目される事は、必然的にもう一つのインタビューが注目される事になるであろうと。

 

 それは、大川隆法総裁先生が行われた数多くのプーチン大統領の守護霊への「守護霊インタビュー」である。

 

私は、もう一度、一連の守護霊インタビューを精読し、今回のカールソンとのインタビューと比較してみたいと思う。

 

 さて、最後に一言。

お二人の語らいの中で、いま、日本人でドストエフスキーを読む人はいるのだろうか?とあったが、幸福の科学の信者は、少なくとも、ドストエフスキーの名は、大川隆法総裁の著作により知っている。また、及川氏が言及した『カラマーゾフの兄弟』の『大審問官』の章についても、大審問官が実は、イエスが生まれ変わった事を知っていて、その上で「でも、生まれてきてもらっては困る」とうくだりは、大川隆法総裁先生が、セミナーか講演で引用しておられ、知っている信者さんは少なくないと思います。

 

(番外)

お二人の形而上に関する談義が快活になされた前提は、及川氏が、幸福実現党の役員を辞されたことによる。
この地上の力学を少し考えてみたい衝動に駆られている。

 

 

 

 

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