新日本文化チャンネル討論 ~ある種の感動と諦念~ | 加納有輝彦

新日本文化チャンネル討論 ~ある種の感動と諦念~

新日本文化チャンネル討論 ~ある種の感動と諦念~

【討論】グローバリズムの現在 2024[桜R6/2/8]
興味のある方ご覧あれ。
https://www.youtube.com/live/-xe4Jj6TtU4?si=fK9UWNqh3w0BFmRN

パネリスト:  
伊藤貫(国際政治アナリスト)※スカイプ出演  
川口マーン惠美(作家)  
及川幸久(作家・会社CEO・X動画配信者)  
ジェイソン・モーガン(歴史学者・麗澤大学国際学部准教授)  
西村幸祐(批評家)
司会:水島総


 印象に残った論点=アメリカによるドイツとロシアの分断
◇川口マーン恵美氏
 メルケルに関しては、社会主義を施行してきた云々と、私は批判してきた。が、一方でメルケルは、ロシアと太いパイプを持っていた。その点強(したた)かだった。
 アメリカは、ロシアとドイツの良好な関係を脅威に感じていた。
 メルケルからショルツに変わった途端、現在のようにドイツとロシアは分断された。
(ノルド・ストリームの破壊)ドイツはアメリカのなすがまま・・・。

◇及川幸久氏
 今回のロシア・ウクライナ戦争の真の目的は、「ドイツとロシアの分断である。」いという識者の説を紹介。事実、それは現実となった。

◇伊藤貫氏
 ロシアの学者カラガノフの説を紹介。
 もともと親日的思想を持っているが、彼は現在の日本とドイツを、アメリカにパラサイトする寄生虫と評している。(寄生虫=奴隷以下?)

番外編
◇ジェイソン・モーガン氏が、名指しで自民党参議院議員青山繁晴氏に対し、不信感を露わにした。怒りを込めて。少々驚いた。

◇伊藤貫氏は常に形而上哲学を語る。
本来は、及川氏にも語って頂きたい分野だが、及川氏は幸福実現党職員を退職されたがゆえ、水島社長が討論に招いたわけで、最初から信仰を語ることは封印された存在。それを望むのは酷。

伊藤貫氏
 行き詰った現代政治を突破する唯一の道は、形而上の古典的哲学、思想の復権にあり。
ヨーロッパ人は神を失った。神を失い人間だけの社会になれば、ニヒリズム(虚無主義)、オポチュニズム(日和見主義)に陥るしかない。ダーウィニアン・ストラグル(ダーウィンの生存闘争)だけでいいのか。
 しかし、ロシアを見よ。プーチン政権の下で、ロシアは信仰(ロシア正教)を取り戻した奇跡の国。7割のロシア人がロシア正教を信じている。今、自信に満ちている。

※皮肉なことに、ロシアが信仰の国で、リベラルなアメリカが唯物論国家の如し。アメリカのエバンジェリスト(福音主義者)はLGBT政策に関し、バイデンではなくプーチンを支持している。

ホワイトヘッドが言う二種類の神の概念。
せめて、現代人は、レリジャス・ゴッドに抵抗あるのなら、フィロソフィカル・ゴッド、プラトンや、ソクラテス、スピノザ、デカルト、カント、ホワイトヘッド等が説く形而上の存在を信じるべき。

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この前、ニューヨークの支部長が言っていた、現代の問題は、もはやポリティカル・マターではない。カルチュラル・マターでもない。イデオロギーでもない。スピリチュアルの問題なのだ・・・を想起させる伊藤貫氏の主張。
 伊藤貫氏の主張を拝見していると、現代的信仰の復権を語っておられるようにお見受けする。
本来なら、及川氏が、その論点を正面突破し、エル・カンターレ信仰を語って頂きたいが、水島氏がそれを封印しており、それを期待するのは酷というもの・・・と私の中で一種の諦念にある。

 

 

 

 

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