『ニッポン国 古屋敷村』映画批評家蓮實重彦氏が爆笑した名シーン | 加納有輝彦

『ニッポン国 古屋敷村』映画批評家蓮實重彦氏が爆笑した名シーン

『ニッポン国 古屋敷村』映画批評家蓮實重彦氏が爆笑した名シーン

さて、幸福実現党の大先輩、宮松宏至氏が、小川(紳介)プロダクションの映画『どっこい人間節~寿・自由労働者の街』でスチール担当をしておられた事を知って大いに驚いた事は以前記事にさせて頂いた。
https://ameblo.jp/papadad/entry-12817493405.html

さらに、幸福の科学国際編集局の田中司氏が大学時代師事した映画評論家でもある蓮實重彦氏(フランス文学者)が、小川紳介氏の映画を高く評価されていた事を知って、これまた大いに驚いた。

蓮實重彦氏が、「小川紳介の映画を語る(名古屋シネマテーク1992.6. 13)」の追悼講演の中で、ドキュメンタリー映画「ニッポン国 古屋敷村」のある場面について、このような事を仰っておられた。ちなみにこの映画も宮松さんはスチールで協力されました。
以下引用(一部表現を短縮、変えています。)

~おばあさんが古屋敷村というのは裕福だったこともあり、地方から芸者が囲われていたと言っていた。そして、冬の寒いときに雪の中に時々熊がでてくる。そこまではおばあさんが言っていることはわかるのだが、どっかでそのおばあさんの言っている主語が、山形弁を聞いていると、混同されてしまって、どうも囲われていた女の人が時々そこから逃げ出して、紅い襦袢を着て雪の中を走ってくる、そこらへんで主語がおかしいんで、その紅い襦袢を熊が着ているような感じがしてくるわけですね。
どうもおばあさんはそう言っているとしか思えない。なんか熊が襦袢を着て雪の山の中を、しかも熊が裸で乳房なんか出しながら歩いてくるというような感じがついてしまって、事実、そんな事は言ってはいないんですけど、とにかくそこが非常におかしくて、しかもそのおかしさというのはナンセンスなおかしさというよりもユーモラスなおかしさで、小川さんはやっぱりすごいと。ずいぶん驚いた気持ちがあります。~

さて、私もその場面を観た。
ディティールは、そこまで鮮明にイメージできなかったのですが、おばあちゃんの山形弁に圧倒され、とにもかくにもおかしいというより「圧倒」されてしましました。(笑)

山形県上山市古屋敷・・・1980年に撮影されたものです。

そのワンシーンをピックアップしました。
皆さんも、偉大な山形弁に接してみて下さい。そして蓮實氏のイメージした事をちょっとかぶせてみて下さい。確かに、ユーモラス!!!

『ニッポン国 古屋敷村』映画批評家蓮實重彦氏が爆笑した名シーン

 

 

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