オカルトの系譜 本居宣長~小林秀雄 | 加納有輝彦

オカルトの系譜 本居宣長~小林秀雄

SNSはとても霊的な側面がある。
Tさんの投稿にもそんなニュアンスの事が書いてあった。

私もさっそくそんな経験をしたのだろうか。

前の投稿で、「渡部昇一氏なら今の世情に何と仰るのかな?」と書いた。

すると翌日、なぜかスマホのYouTubeの関連動画に、「小林秀雄の講演会」が表示された。

私は、小林秀雄の肉声を一度も聴いた記憶がない。だからクリックした。

 すると、少し、聴き入ってしまった。

一生懸命、本居宣長の「古事記伝」の解説をしておられた。

 歴史は、その人の現在の心の中で蘇ってこそ「歴史」となる。ゆえに歴史は現在なのである・・そんなニュアンスのお話しをされていた。理解できたかといえば自信がない。なんとなくフィーリングで理解した。

 すると、講演会の動画は終わった。自動的に次の動画が現れた。

渡部昇一氏の生前の「小林秀雄の本居宣長観」を語った動画であった。

 実は、今まで動画で、渡部昇一氏がこのように関連動画で現れた事は一度もない。

不思議な感じがした。

渡部氏は、小林秀雄を以下の点で評価しているという。

 戦後、小林は、「私は先の戦争を反省しない。」と言ったという。多くの知識人が、自らの戦前の思想を反省し、懺悔し転向した。そんな風潮の中で、小林のその態度に、渡部氏は、「大したもんだ」と頼もしく思ったという。

 さて、渡部氏は言う。本居宣長が30年にわたって古事記の研究に没頭した。その結果、本居宣長の古事記の理解は、殆どオカルト的であったという。

 つまり、霊的であったという。

本居宣長は、古事記伝の中で、神々は時系列的に順番に臨んだのではないといっているという。神々は同時に臨在したという。これは渡部氏にいわせれば、オカルト的認識であった。

 わかりやすいたとえ話をされた。崖けから転落し生還した登山家のしばしば話すこと、「転落の最中、瞬時に走馬灯のように人生を振り返った。」

渡部氏はいう、ほんの数秒で、人生が再現された。これは霊的認識、オカルトであって、普通では有り得ない。たった数秒で、数十年の人生が全部再現されるなんて。

 本居宣長の認識は、これと同じ、オカルトなのであると。

すると、渡部氏は言う。実は、小林秀雄もオカルト的であったと。
小林が、本居宣長を書いていたとき、配偶者は、まるで巫女さんのような人だったという。
奥さんが霊能者のような人であったと。

 そんな話の果てに、渡部氏はいう。本居宣長の言いたかったこと。

「漢心(からごごろ)を排除し、大和心を取り戻せ。」

そこで、私の「渡部昇一氏なら今の世情に何と仰るのかな?」の答えがこれだったんだと思った。

ただし、少し言葉が違う。

「漢心(からごごろ)を排除し、天御祖神(あめのみおやがみ)の教えを取り戻せ」である。

漢心は、現代にあっては、この言葉の狭義の意味を超えていろいろ有り得ると思う。

 私にとっては、アメリカ民主党バイデン大統領のLGBTに対する考え方もその一つとなろう。


天御祖神は、男女に異なる教えを説かれたといいます。2021年「エルカンターレ祭地球を包む愛」より抜粋。https://tenshi-call.com/broadcast/9229/
「男性と女性に、異なる教えを説きました。
男性に対しては、現代の男性にも通用すると思いますが、男らしくありなさい。
男らしくあれとはどういうことか。それは自分のみの欲得や利益のためだけに姑息に生きるのではなくて、多くの人々を生かすために、身体を張り、命を張り、そして嘘や偽りは述べず、人を騙すことなく、正々堂々と生きよということです。
男性に対してはそういう事をいいました。
じゃ、一方女性に対してはどうであるか。
 女性に対しても、やさしくはあったが、ある意味での厳しさはいっていました。
女性であるということは、人類をこの地上で、魂修行をさせ続けるために、どーしても、必要な機能がある。
だから、男性だけとか、女性だけとか、それだけの世界を創れば、シンプルな世界ができるけれども、男女を創ったことにより、この世の生き方は複雑になり、その調整も難しくなる。
家庭を維持したり、子孫を残したりすることも、困難なことになる。
しかし、この複雑な問題集を解きながら共に手を携えて理想的な国を造っていくべく、努力しなさい。そういう事をいいました。
私の目から見れば当時の女性たちに対しても、まあ、今でいえば、本当にごく少なくなってきた肝のすわった女性をも求めていたように感じます。まあ、そういう意味で、男女相対的に暮らしている中で、魂を磨き合えということを教えました。(引用以上)

「渡部昇一氏なら今の世情に何と仰るのかな?」の答えとして私は受け止めました。感謝。

 

 

 

 

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