三等国民のひとりごと
三等国民のひとりごと
先月行われた多治見市長選は、高木氏 VS 山本氏 の一騎打ちで、熾烈な選挙戦が展開された。
結果、高木氏28,434票(55.9%)、山本氏22,466票(44.1%)、投票率57.81%,で高木氏が当選した。
市長選投票日(4/23)直前4/21に、高木陣営が、山本氏を中傷する「怪文書」がまかれた(29,000枚新聞折り込み)。
これは違法ビラであると、同市の弁護士等市民3人が選管に異議申し立てをした。(5/8)
このことは、以前、投稿した。
その後、どうなっているのだろう?
異議申し立てをした弁護士のブログを覗いてみた。
https://blog.goo.ne.jp/isao1216?fbclid=IwAR3CRx2IQIScfgKmavM-FJ3dI0QsSBguL1jwtBfYu96qyzwZauIGoE_PAx4
あれから日数がかなり経っているが、多治見市選挙管理委員会は、いまだ 受理するかどうかを決めていないという。
そして、現段階で、驚くべき事実が明らかになっている。
驚くなかれ、これは多治見市選挙管理委員会の発言であるという。
①・配布されたビラは、公職選挙法違反
②・ビラの事前修正を求めた
③・選管は警察に通報した
以下、当該弁護士のブログに信じられない経緯が記してある。
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4月16日と、4月20日(おりこみ前夜)、多治見市選挙管理委員会から、高木候補の秘書であった人あて、二度も、通告がされていたということです。(選管への問い合わせ結果です)
また、おりこみ販売店ら「ブロック会の前夜遅くの会合」では、持ち込まれたビラの記載内容を検討、(新聞おりこみ倫理基準からして)
★「こんな ビラは いくらなんでも いかんじゃないの?」 (新聞広告の倫理綱領に反する)
新聞広告倫理綱領/新聞広告掲載基準|倫理綱領|日本新聞協会 (pressnet.or.jp)・・・当然の声があがりました。
ところが、折り込み広告専門店の社長が・・・「選挙管理委員会が了承していることだと説明した」事により、多治見市(世帯数 約4万7000)いちえんに、27000枚余の折り込み頒布が されて、とりかえしのつかないことになってしまったようです。
多治見市の選挙管理委員会にといあわせてみると「そんな 了承はしていない!」ということでした。
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一体、選管は、異議申し立てを受理するのか否か。これだけの経緯が明かされて、不受理は有り得るのか。
私が、この件に関心があるのは、二ケタを超える国政選挙、地方選挙を経験してきた立場として、日本の公職選挙法は、事実上、選挙直前になったら「選挙活動は一切するべからず法」であって、配布ビラに関しては、1枚1枚に証紙を貼ったりして、遵法精神を尊重してきたからである。
また、新聞折り込みに関しては、選挙期間中でも何でもない平時で、その内容が、公益に寄与する内容であっても、宗教政党のチラシということで、ほぼ、門前払いを経験してきたからである。折り込みをさせて頂けなかったのであります。
このような立場からすれば、選挙期間中に、選挙管理委員会からレッド・カードが出された対抗馬を中傷する「怪文書」が、堂々と朝日、中日、岐阜、日経新聞等朝刊に折り込みされたことは、驚天動地の大事件に感じるのである。
ひがみ根性と思われるかもしれないが、私の属する政党の党員、紛うことなき日本国民なのであるが、三等国民扱いされてきたのかなと思うのである。
繰り返すが、片や、選挙期間中に選管からレッド・カードが出された怪文書が堂々と新聞折り込みされる、片や、平時において、公共の福祉に資する内容と自負する文書が、宗教政党というだけで門前払いをくらう・・・。
まあ、このあたりにしましょう。
この案件、今後、どう推移するのか、非常に興味がある次第である。