たかがSNS されどSNS | 加納有輝彦

たかがSNS されどSNS



 本日は、SNSでは数年のお付き合いですが、ある方とリアルで初めてお会いし、実に楽しいひと時を過ごしました。

近所の蔵元で春の宴2023(蔵開き)が開催され、そこで一献傾けながら、まるで旧知の仲の如く会話が弾んだのでした。

 なるほど、SNSでお互いの嗜好や考え方をある程度知っているので、リアルでお会いするのは、確かに初めてなのですが、すでに互いの理解という土台がある程度あり、不思議な初対面となりました。

 ある方をAさんとお呼びしましょう。

Aさんは一日200km走破するサイクリスト。
そして、岐阜県内の日本酒の蔵元を隈なく尋ね歩く日本酒通でもあられる。

 私は、かつて日本酒の蔵元で仕事をしたことがあり、一応、利き酒師の資格も取得したことがある。

 日本酒という紐帯で深く結ばれる運命に2人はあった。(笑)

蔵元の銘酒に舌鼓を打ち、いやがおうでも話は盛り上がりました。

 たかがSNS、されどSNS

Aさんとの出会いを演出して下さったのは、高松にお住まいの0さん。ただ、私は0さんとは、SNSでもお付き合いはなく、未知の人。ただ、ハッピーサイエンスのフォロワーという関係でございました。

 Aさんは、Oさんと6年?くらいSNS上でお付き合いがあり、信頼関係を築いておられました。その信頼関係の上で、Oさんの知人、Nさんを通じて、私とAさんをSNS上で繋いで頂いたわけです。

 Aさん(岐阜)→Oさん(香川)→Nさん(香川)→私(岐阜)という繋がり。
あしかけ9年をかけて巡ってきたご縁というわけです。

 本日、AさんとOさんのそもそものご縁を伺いました。

犬を飼おうと思っていたAさんは、ある時、縄文柴犬の優秀なブリーダーを紹介されました。
そのブリーダーは、高松にお住まい。

しかも、その時、ちょうど赤ちゃんが生まれたという。

Aさんはさっそく岐阜から香川高松に飛んだ。そこで縄文柴犬の赤ちゃんとご対面。
その時、赤ちゃん犬のお父さん犬が、近所にいると聞き、その家に伺った。

そして、家主とのお付き合いも始まったという。

その家主の高校時代の同級生がOさんだったという。

 こうして、SNS上で、AさんとOさんが、縄文柴犬のお父さん犬の飼い主を媒介して繋がったのでした。

 Aさんは言った。

高松産の縄文柴犬を飼っていなかったら、今日の、私たちの出会いはなかったと。

 また、Oさんとの間に仮に信頼関係がなかったとしたら、私たちの今日の出会いはなかったともいえる。

 人と人の縁は、SNSという現代の機能を媒介するにしても、そこに信頼がなければ成り立たないと、まだお会いしたことのないOさんの誠実さに感謝したわけでございます。

アメリカで「小世界実験」という有名な社会学の研究が行われ、約6人のファースト・ネームで呼び合う知人を紹介すればアメリカ中の誰にでも会えるという、「6次の隔たり」と呼ばれる実証実験の研究結果が出ているという。

友達の友達…を介して世界中の人々と間接的な知り合いになることができる、という仮説でもある。

多くの人数からなる世界が比較的少ない人数を介して繋がるスモール・ワールド現象の一例とされる。SNSに代表されるいくつかのネットワークサービスはこの仮説が下地になっている。

 そんな友達の友達(Aさん→お父さん縄文柴犬の飼い主)の友達(0さん)の友達(Nさん)の友達(私)、4次の隔たりでつながったということであろうか?


人間同士の信頼、そして縄文柴犬への愛が介在した4次の隔たり・・・で繋がった私たち

たかがSNS されどSNS

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 政治ブログ 保守へ
にほんブログ村

 

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

 


政治ランキング



エッセイ・随筆ランキング