コオロギを食べる国会議員の無知の『大罪』 彼らは傷害罪が適用されるべき | 加納有輝彦

コオロギを食べる国会議員の無知の『大罪』 彼らは傷害罪が適用されるべき

コオロギを食べる国会議員の無知の『大罪』
彼らは傷害罪が適用されるべき

 

さて、昨日に続き同じ番組から、もう一つ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【Front Japan 桜】「改革改革」では閉塞感は打破できない / プリオン病を知ろう![桜R5/4/26]

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

銀谷翠氏(ぎんやみどり。精神科専門医)は告発する。(論点を抽出した。全文ではない。)

 

突然、降って湧いたお話。

医者としてコオロギを食べるという発想はない。

 

世間では、子どもにコオロギを食べさせようとする悪い大人たちがいるようです。

彼らは、コオロギがプリオンをはじめとする寄生体を持つことを知らないのでしょうか。

知っていてコオロギを赤の他人に食べさせようとしているのなら、刑法に基づき傷害罪が適用される恐れがあります。

 

傷害罪の判例

最高裁判所昭和27年6月6日付判決

「傷害罪は他人の身体の生理的機能を毀損するものである以上、その手段が何であるかを問わないのであり、本件のごとく暴行によらずに病毒を他人に感染させる場合にも成立するのである。」 

 

この判例は傷害罪が暴行を手段としないで成立する判例として、判例集に掲載されています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

厚生省がなくなり厚労省になった直後に、日本で発症が確認された病気がBSEでした。

 

BSE 牛海綿状脳症(うし かいめんじょう のうしょう)

 

1986年 イギリスで初めて発見。これに伴い、日本赤十字社はイギリス滞在歴のある人による献血を禁止していた。

 

2001年 千葉県内で飼育されていた牛の感染が確認(国内初) ← 厚労省発足の年!

 

2003年 アメリカ国内でも発生、農林水産省が2005年末まで米国産牛肉の輸入を禁止

 

 今ではどこでもアメリカ産牛肉みかけますけど、こういった歴史があった。

 

BSEの発症原因が異常プリオンと言われる。

潜伏期間は3~7年で、病理学的には、中枢神経系の神経細胞がスポンジ状に変性を起こし、進行性かつ致死性の神経性疾患である。

 

 発症した牛は、神経過敏、攻撃的、沈鬱状態となり、泌乳量(ひつにゅう:おっぱいの出)の減少や食欲減退などにより消耗し、最終的に死亡する。予防法や治療法は現時点で無い。(東京福祉保健局HPより)

 

 では、このプリオンとは何か。を見ていきましょう。

 

コオロギの中に入っていると言われているプリオン。

 

プリオンとは。

 

タンパク質からなる感染性因子。タンパク質であるため、条虫やゴキブリと言った寄生虫とは異なり、それ自体は生命とは呼べないとされる。プリオン自体は正常なタンパクであるが、医学界でプリオンが注目されるようになったのは、異常なプリオンが発見されたこと、脳などの神経組織に異常をきたし、現在でも治療法がないとされる疾患の原因となることが判明したからである。

 

 プリオン病とは

 

正常プリオン蛋白が何らかの理由で伝播性を有する異常プリオン蛋白に変化し、主に中枢神経内に蓄積することにより急速に神経細胞変性をおこす稀な致死性疾患である。プリオン病の代表的なタイプである孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病は一年間に100万人に一人の割合で発症することが知られている。(厚労省)

 

私はクロイツフェルト・ヤコブ病と習う事が多かったんですけど、分類として現在プリオン病の一種がクロイツフェルト・ヤコブ病というふうに言われています。

 

クロイツフェルト・ヤコブ病というのは、季節性インフルエンザと同じく、第5類に分類されているんですね。なので、インフルエンザと同じだから命には関係ないみたいに勘違いされるかもしれませんけど、間違いなくクロイツフェルト・ヤコブ病というのは致死性といわれています。つまり死ぬことが確定されている感染症なので、

治療薬のあるインフレエンザとは深刻度、シビア―な母数が異なるんですね。

 

クロイツフェルト・ヤコブ病の有病率は、世界各国でほぼ同一とされています。

人工100万人に対して1人前後と言われていますけど、パレスチナ地方の有病率は、100万人に対して30人という情報があります。

 

イギリスでは1970年代後半に、牛の畜産家庭において、エサを安く抑えることで利益を増加させるという目的で、牛に、羊または牛の骨の粉とか、内臓由来の蛋白を混入させたエサを開発していました。それが、高い栄養価で安く供給するシステムが出来上がったんですけど、この開発によってそれまでプリオン病の報告がなされていなかった畜産用の牛に初めてプリオン病が入ったことが確認されまして、BSEとして1985年2月に、イギリスで初めて報告がありました。

 

1996年以前、イギリスではハンバーガーに、牛の脳組織を加える事が許されていたんです。それでイギリスで症例報告が多かったんじゃないかということが示唆されています。

 

あと、フランスでも伝統的に確かに牛の脳を食べる習慣があったので、2019年12月時点でもイギリスに次いでヨーロッパでは症例数が多いといわれています。

 

アルツハイマーと非常によく似た、しかし、進行と委縮の程度が、もっと強い疾患がある。それがプリオン病といわれるものなんです。

 

解剖医の弁
(両手を広げて)「御遺体の脳は通常、このように掌の上に乗せても、しっかり形を保っています。が、プリオン病で亡くなった御遺体の脳は、掌の上でボロッと崩れてしまうのです。」

 

 崩れるんですって。

 

普通の人の脳って、しっかり固いんですよ。ホルマリン漬けでも。

でもプリオン病の人はすぐ分かる。もちあげた瞬間、ガラッと崩れます。

 

 それくらいに異常プリオンというものは、正常な脳神経細胞を破壊します。

 

プリオンに関して、京都大学も発表しています。

京都大学の発表論文

異常プリオンとは、ヒトの脳を変性させる。プリオン蛋白質は、アルツハイマー病に関連するアミロイドβの受容体として機能している。

 

これは科学誌「ネイチャー」に掲載されたものである。

どうみてもプリオン病は致死性で、アルツハイマー病との関連性も書かれてある。

 

 国会議員の中でコオロギ食べちゃった人いるみたいですが、京都大学発表の論文は、ネイチャーで掲載されたものだが、この論文さえ、読んでないってことですね。

 

プリオン病の死亡者の年次推移。年々増えている。

 

プリオン病の増加は本当に自然増加したものなのか?

私はこれ、人工的なものなんじゃないかと思った。

 

現在では、牛や羊だけじゃなくて、野生のシカにプリオンが感染している。そのシカの排泄物が、土壌に入ってしまって、土壌が汚染されて、シカからシカに感染することは分かってきました。

 

 シカのプリオン病は、アメリカ、韓国、カナダ、ノルウェーなどで確認されている。

 

日本では確認されていない、日本では、これらの国のシカか、畜産物の輸入を停止していることが幸いしている。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

コオロギを食べたデマ太郎氏は、京大のネイチャーに載った論文をも、デマと一蹴するのだろうか。

 

 

 

にほんブログ村 政治ブログ 保守へ
にほんブログ村

 

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

 


政治ランキング



エッセイ・随筆ランキング