~常軌を逸した小池都知事の経営感覚~三浦瑠麗 | 加納有輝彦

~常軌を逸した小池都知事の経営感覚~三浦瑠麗

コロナ渦:欧米より経済的打撃の大きい日本の不思議 ~常軌を逸した小池都知事の経営感覚~

 

 武漢肺炎による人口100万人あたりの死者数は、欧米に比べ、日本は1/100以下とかそのような数字となっている。欧米では500人レベル。日本は5人。健康被害は、欧米に比べて著しく少なかった。

 

 そうJAPAN MIRACLEってやつ。

 

しかし、経済的ダメージは、欧米より日本の方が大きいという。これからさらに倒産件数が増えていく。

 

4月25日放送のNHKスペシャルによれば、帝国データバンクはこのまま何もしなければ、11カ月後に60万社が倒産危機に陥るという試算を出した。

 

持続化給付金の効果は3カ月ほどで薄れ、そのあと何もせず売り上げ半減が続けばという話ですがたいへんな数です。

 

 これだけ健康被害が少ない日本が、ロックダウンした欧米よりなにゆえに経済的ダメージが大きいのか。

 

 それは、一つに、「安全より安心」と豊洲市場建設をグジャグジャにしてしまった経営感覚ゼロの小池都知事が、今回も安倍首相と張り合って(独裁競争)、必要以上の自粛・休業要請を東京都を超えて安倍首相の尻をたたき、全国に緊急事態宣言を発令したことも大きい。

 

 全国に緊急事態宣言をしたのは、もちろん、公明党提案の全国一律10万円給付と整合性をとるためのものだったという意見も根強い。

 

 

 少し振り返れば、小池百合子氏が関わる案件は、とにかくグジャグジャになってしまう。

 

かつて、小池百合子氏が防衛大臣に就任した時のこと。2007年7月。沖縄島袋名護市長等の守屋次官外しの要望で突然守屋氏の更迭を発表。

 

4年間防衛省の事務次官として君臨し、守屋天皇といい意味で絶大な信頼を得ていた守屋武昌氏を更迭し、普天間基地辺野古移設問題も、グジャグジャになってしまって、今に解決していない。

 

 守屋氏は、極めて冷静な目で正しい方針を示しておられた。

 

 小池氏は、当時、小沢一郎と結託し、間違った選択をし、日本の国防の脆弱化に寄与した。

 

 今は、親中派の雄、二階幹事長と結託し、防疫も含めさらに日本の国防を脆弱にしようとしている。

 

 国際政治学者の三浦瑠麗氏も、「緊急事態宣言は不要だった」とし、小池都知事の存在を不安材料と見ている。

 

三浦瑠麗氏はあるインタビューでこんな風に仰っている。

「政府のコロナ対応について国際政治学者の三浦瑠麗氏に聞く」https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60609 結城 カオル JBpress 2020.5.21(木)

 

~今回のコロナ対策でも非合理な対応が散見されます。

 

日本商工会議所の三村明夫会頭とテレビ会議をしたとき、出社抑制のためにア行からナ行までの会社は午前中に出社し、それ以外の会社を午後の出社にしてはどうかと提案していました。

 

三村会頭は「強制的にやるよりも、企業の工夫でできるような要請の方がいい」と冷静に返答していましたが、ちょっと常軌を逸しています。~

 

『ア行からナ行までの会社は午前中に出社し、それ以外の会社を午後の出社にし・・・』こんなとんでもない思い付きをシャーシャーと発言する小池都知事。

 

三浦瑠璃氏は、「ちょっと常軌を逸しています。」と小池都知事の経営感覚を疑った。

 

小池都知事の経営感覚については、大川隆法総裁も、豊洲市場問題の時、「彼女には経営感覚がない」と警鐘を鳴らしておられました。

 

 新型インフルエンザ等対策特別措置法は、実行責任を都道府県知事に投げているが、ここは安倍首相には小池都知事の「常軌を逸している」要請という名の命令にクギを刺して、東京都全滅をなんとしても避けてもらいたい。

 

 

 

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