若い米共和党員のガッツ!を思い浮かべた。 | 加納有輝彦

若い米共和党員のガッツ!を思い浮かべた。

 新型コロナウィルスのこれ以上の感染を防ぐべく、政府から矢継ぎ早に要請、新施策が発表されている。

 

 ひと・モノ・カネの動きを一時的に止める国民生活を根底から覆すものばかりだ。

 さあ、出口が3月末になるか、4月に入るのか、はたまた5月の連休までになるのか?

 

日本経済は、出口のない隘路にはまり込んでしまったという識者も少なくない。

 

 今のところの話だが、私の会社の仕事は、人、資材、カネは地域内で回っている。国産の原材料を使い、仕事が地域内で完結していることに、これほど感謝したことはない。

 

 同じ建設業でも石材店などは、中国に加工も含めて輸入している。いま、石材が入ってこない。中国国内で工場再開の号令がかかったが、工員が帰ってこない、こられない。

 

 さて、政府の要請に、ほぼほぼ素直に従っている日本人。

 

以前、紹介した若いアメリカ人女性の意見を聞きたくなった。

 

若いアメリカ人女性とは、私の住む地元の高校で英語を教えている共和党員ある。

 

 数年前、彼女の社会人英語サークルにしばらく通っていた。

 

クラスの中で、彼女は家族ぐるみの共和党員であることを語り、当時のオバマ政権下の、オバマケアに大反対であると言った。

 

 オバマケアは、日本の国民皆保険制度(健康保険)を模した強制加入を義務付けたもの、私は、日本の健康保険のメリットも語り、彼女にどうしてオバマケアに反対なのか?と問うた。

 

 彼女の答えはこうだ。

 

 「それはアメリカの建国の理念に反する。

 

 アメリカは自由の国だ。何人からも強制される事はない。例え政府といえども、私に強制する事はできない。健康保険に入る入らないは私が決めること。(強制加入をけしからんと言っている)」

 

 読書の中での話でなく、目の前の生身の人間から、「アメリカ建国の精神に反する!」と聞いたことは私的には「事件」であった。

 

 いま、彼女が新型コロナウイルスに関わる日本のドタバタを見て、何を思うだろうと興味深い。

 

 政府といえども、私に強制する事はできない!と日本政府の要請を蹴散らすのであろうか?もちろん、保険と防疫は、全く違う話。同じ文脈で語るのはふさわしくないであろう。

 

 現在、アメリカの若者はサンダースに熱狂しているというから、共和党の若者の意見は、少数派なのかもしれない。

 

 今の日本、自分の財布から、健康から、老後から、すべてお上に丸投げの、そんなマインドが見え隠れしているゆえ、ガッツのある若い共和党員の女性を思い浮かべたのである。

 

 

 

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