トランプ大統領と「タヌキ親父」??? | 加納有輝彦

トランプ大統領と「タヌキ親父」???

今回のトランプ大統領の日本訪問では、両首脳による正規の共同声明は見送られた。

 

その理由として、最重要の論点である日米の通商問題について「結論を急ぐと、安倍政権にとって7月の参院選が不利になる」という計算があってのことと日本のマスコミは報道しています。(この日本のマスコミの天気予報みたいな他人事にような報道姿勢には怒りを感じます。なぜ、その欺瞞を批判しないのか)

 

 これはトランプ大統領が自ら「通商問題の協議は日本の選挙後」とツィートしたこと、そして会見でもそのような趣旨のことをはっきりと述べたことで明らかになりました。

 

 安倍政権が7月の選挙で不利になるから選挙後にアメリカにとってよい報告ができるだろう、安倍政権にとっては「不利な」報告となるだろうということでしょう。

 

 これは、いかにもトランプさんらしい本音丸出しの正直なツィート、普通、このような舞台裏の事情は暴露しないでしょう。日米が、選挙前には不都合なことは隠蔽し、選挙後に課題に取り組むという「価値観」を共有している由々しき発言だとする向きもあります。

 

 また、これは日本の民主主義を馬鹿にした発言だという評価もあります。

 

 私は、個人的には、日本の民主主義を馬鹿にしたというより、安倍首相の「選挙への態度」、つまり、利害関係が相反していても、すべての人にいい顔をし都合のよい事を約束し、選挙のエサにし、決して選挙に不利なことは言わない、消費税増税も直前まで実施しないかもと期待をもたせる、本音は隠蔽する、そのような態度に、トランプさんが真正面から受け止め真摯に対応した言葉だと思います。(笑)

 

 その意味では、正直であったと思います。

 

 しかし、やはり、この日米首脳が共同声明を選挙後に見送ったということは、我々有権者を馬鹿にしていると思います。

 

 トランプさんを巻き込んで安倍首相の「タヌキ」ぶりに益々磨きがかかっている、ますますヌメリ(光沢)が増している、そんな風に感じますね。

 

 ここまで蜜月ぶりをアピールするなら、安倍首相は、「トランプ減税」をこそ真似るべきです。それでこそ価値観を共有し蜜月ぶりを確固たるものにできるでしょう。

 

 トランプ大統領は、アメリカの1%のエスタブリッシュメント側でなく、民主党のサンダース上院議員が訴えたところの99%の労働者等の民意を受けて公約を実現しています。

 

 安倍首相が、消費税増税を断行するなら、それは、財務省の「意」を優先させ、民意は切り捨てられることを意味します。

 

  選挙に不利になるから、選挙の後にするという、トランプ大統領が、安倍首相の「タヌキ親父ぶり」をわざわざ告発してくれたのに、日本のマスコミときたら批判するでなく、天気予報のように淡々と報道する様は、マスコミは、国民の側にはいないことをはっきり示すものです。

 

 もう、そろそろ限界です。

 

結局、トランプ大統領が、意図してか、でないかは別として、現代日本の政治の「国民不在」の在り様を示す「爆弾発言(ツィート)」でありました。

 

 しかも、July elections と、複数形になっている点、安倍首相は、トランプ大統領に「衆参同日選」を示唆したのではないかともいわれています。

 

 選挙で選ばれていない財務官僚主権から国民主権を取り戻せ!

 

 国民から選ばれた政治家は何をしている。マスコミも批判精神を失くしています。

 

 しかし、大川隆法総裁VS幸福実現党釈量子党首対談「君たちの民主主義は間違っていないか」で質問した新聞記者が、実名で、本になります。

 

 若手マスコミ人に大いに期待しますね。

 

 大川隆法総裁は、対談の中で若手マスコミ人に向かって

「反乱せよ!」と扇動されました。(笑)

 

 大川総裁は、一級の「アジテーター」でもあられます!

 

 

 

トランプ大統領のツィート

https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1132506435848495104
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