年金支給日の風景に異変? | 加納有輝彦

年金支給日の風景に異変?

2月15日。
年金支給日であった。(偶数月の15日)

挨拶廻りで出会ったある受給者(70代後半男性?)が、興奮した様子で私に話してくれた。

「あなたに話す筋合いではないが、是非、聞いて欲しい。息子が、年金の引き出しにE市の銀行、そして郵便局に行った。すると、ものすごい人数の人で、行列までできていたそうだ。すごい時間がかかった。このような光景は息子にとって初めてのことだ。」と興奮気味で語られた。

 おそらく、その息子さんは、毎回、支給日15日に行っていたのであろう。行列ができたような光景は初めてのことだったのだろう。

 その方は、きっと、年金生活者が逼迫してきているのではないか?と心配しておられたのである。

 ほとんど年金に依存して生活しておられる高齢者の割合は非常に高い。

年金から介護保険料が何の表示もなく天引きされていることに憤慨している高齢者も多い。

 マクロ経済スライドで、支給額が減少し、光熱費などは高くなっている。

 年金生活者にとって過酷な状況となっている。

一方、家族の支援は、介護保険制度が始まって以来、質が低下しているという声をしばしば聞く。

 介護施設のデイサービスなどでお年寄りを日常的に受け入れている介護の現場で働く人に話をきくと、家庭内で、日常面倒をみてもらっていない老人は、その事実がよくわかるという。そういった方が決して少なくないという。

 例えば、老人が高熱でも、デイサービスの日には、家に置きたくないので、平気で出してしまうと言う。介護施設でそういったケースを見ている人は、「本当にそういった老人は、かわいそうよ。」とこぼす。

 老人介護を社会で支える、という理念により、家庭内での支援の質が下がっているとすれば、それは不幸であろうと思う。

 年金制度の破綻は目に見えている。

 幸福実現党は、セーフティーネットの必要は当然認めているが、年金問題に関しては、積立式(税金投入でなく、保険料の積立で)、家族の支え合い、そして何より生涯現役人生の気概、自助努力の精神を大切に考えている。

 そういった精神的態度の面で、日本人の意識を変えない限り、長寿社会が、不幸の元となってしまう。

 多くの高齢者が、家族に迷惑をかけずに、ぽっくり逝きたいと、切実に思っている。

 年金制度の改革は、技術面の改革と共に、実は、「生老病死」への眼差し、何のために生きているのか。家族の魂の縁というものの意味、老いの意味、死の意味等、宗教的悟りが最も必要とされている。

 宗教政党である、幸福実現党こそ、真の方向性を提示する使命があると考えます。
ただし、現行制度から新しい制度への移行に関しては、智慧を絞る必要があります。


幸福実現TV 「増税は必要ない!年金詐欺の真実」
http://www.ustream.tv/recorded/20481268

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