こころ禅…365日『一🍓一🖼️』日めくり言葉 R24. 9―11
ほりさんの笑顔の『一期一会』
【人生は一生に一度の出会い…大切にしよう】を感じ、思いをお届けします。
《心に響く…禅のことば》
【美しい四季の香り…『一🍓一🖼』禅】
禅は“こころ”です
🪷虚心☆*~🧘♀☆*~🪷坦懐☆*~
『虚心担懐』
(こしん たんかい)
【何のこだわりもわだかまりもなく、広く穏やかなこころの状態】
を言います。
先入観やとらわれの心を持たない、素直で広く平らな心…
また、そうした心で物事に望(のぞ)む態度を言います。
【「素直で穏やかな心」】です。
一切の”わだかまり“が無く、素直で平静な心持ちで物事にアタックしましょう。
🪷虚心☆*~🧘♂☆*~🪷坦懐☆*~
「わだかまり」とは…
不満や悩み、不信感などを表す言葉なので、「不安の無いさっぱりとした状態で、物事に望(のぞ)むこと」と云えるでしょう。
私たちは誰でも何かしら重荷を背負って生きています。
心を空虚にして、ゆったりとした心の状態に入れば、身体が軽くなります。
私たちは年齢を重ね、経験を積むにつれ、多くの先入観を持ってしまうことが多いようです。
そんなときに、子供のような素直な心を持つことの大切さを思い出させてくれる言葉です。
🪷虚心☆*~🧘☆*~🪷坦懐☆*~
『虚心坦懐』は、「虚心」と「坦懐」という2つの言葉で成り立っています。
それぞれの意味を調べて見ましょう。
《虚心》とは…
こだわりのない素直な状態。
「何もない」という意味の「虚」と、
心持ちの「心」が《虚心》の語源、由来です。
《坦懐》とは…
心が広く、物事にこだわらないこと。
「安らか」の意味をもつ「担」と、
「心のなか、胸の内」などを指す「懐」が同じ由来になっています。
この2つを合わせて、「物事にこだわりのない素直な状態」を意味する「虚心坦懐」という言葉になっています。
もう少し詳しく見ていきましょう。
🪷虚心☆*~🧘♀☆*~🪷坦懐☆*~
《虚心》(きょしん)の「虚」(きょ)と言う漢字は、内部が“空”(くう)であることを意味します。
「心」と合わせることで、「空(くう)の状態の心」「何も入っていない状態の心」と云えるでしょう。
《坦懐》の「坦」(たん)は、「素直で穏やかなこと」。
「懐」(かい)は、「心の中の思い」を意味します。
二つを合わせて、「素直で穏やかな心」という意味です。
🪷虚心☆*~🧘♂☆*~🪷坦懐☆*~
◇使い⽅を例⽂でチェックしましょう◇
「わだかまりがない状態」や「素直な心の状態」を意味する「虚心坦懐」。
少し難しい表現ですが、だからこそビジネスシーンで使えると一目置かれるかもしれません。
ここでは、主にビジネスシーンを想定した例文を紹介して見ます。
🪷虚心☆*~🧘☆*~🪷坦懐☆*~
◇【初めてのプレゼンだが、虚心坦懐を心がけて、明日のプレゼンに挑もう】◇
初めての事というだけで緊張するのに、人前で話をするプレゼンは不安で気持ちが張り詰めてしまうものです。
そんな時こそ、失敗するかもしれないという不安を忘れて、平常心で臨(のぞ)むことが大切です。
「虚心坦懐」は、かしこまった表現なので、ビジネスシーンに最適です。
難なく使えるように成ると良いですネ。
🪷虚心☆*~🧘♀☆*~🪷坦懐☆*~
◇【どんな人にも偏見を持たずに接する先輩は、まさに虚心坦懐な人という言葉がぴったりだ❗】◇
「虚心坦懐」は、先入観を持たない、ニュートラルな状態のことです。
仕事をしていると、社内外から仕事関係者の噂や評判を聞くことがよくあります。
そうした話を聞くと先入観を持ってしまいがちですが、「虚心坦懐な人」は、誰に対しても先入観なく接することができる人です。
🪷虚心☆*~🧘♂☆*~🪷坦懐☆*~
◇【さまざまなことがありましたが、今日は虚心坦懐に話し合いましょう】◇
例えば、ビジネスシーンなどで、意見のぶつかり合いがあった人などと再度接する時には、心に“わだかまり”を持ってしまうこともあります。
ですが、過去のことは一旦忘れて、素直に話し合いましょうと言いたい時に、こうした表現をすると良いでしょう。
🪷虚心☆*~🧘☆*~🪷坦懐☆*~
『明鏡止水』(澄みきった鏡のように、“わだかまり”が無く、静かな水のように落ち着いた心) 8/26 と類語です。
「虚心担懐」の反対は「疑心暗鬼」や「幽霊の正体見たり枯れ尾花」です。
🪷虚心☆*~🧘♂☆*~🪷坦懐☆*~
私たちの生活は、毎日が忙し過ぎて、心の余裕が無いままに、アッという間に一日を終えてしまいます。
今日一日を省(かえり)みて反省❗。
〔スッキリしない気持ちを残すこと無く、穏やかで落ち着いた心で事に臨む様子〕などを意味し表現しているのが「虚心担懐」です。
禅は“こころ”です
🪷一🍓一🖼☆*~🧘♀🪷一期一会☆*~
私たちの人生は、一生のうち、どれだけの出会いを経験するでしょうか⁉️。
人生を変えるような大きな出会いも、勿論(もちろん)あるでしょう。
でも、ほとんどが意識すること無く、小さな出会いで終わってしまうことでしょう。
朝のウオーキングで出会って挨拶する人…
犬の散歩で時々会って挨拶する人…
知人を介して一度だけ話した人…
いつも同じ通勤電車やバスで乗り合わせる人……
顔を知ってる程度で、ほとんど意識することもない関わりも有ります。
そして、こうした出会いも「一期一会」です。
🪷一🍓一🖼☆*〜🧘♂🪷一期一会☆*〜
《一期》(いちご)とは…
人間の一生です。
《一会》(いちえ)とは…
ただ一度の出会いを云います。
元々は茶会の心得を説いた言葉です。
現代は、人と人の出逢いについて広く使われています。
【そもそも茶の湯の交会(こうえ)は、一期一会といひて、たとへば幾たび同じ主客と交会するとも、今日の会は再び帰らざることを思へば、実にわれ一世一度の会なり】
井伊直弼「茶湯一会集」より
茶会に臨むときは、それが一生にたった一度の機会と心得、亭主・客ともに互いに誠意を尽くしなさいと説いています。
🪷一🍓一🖼☆*~🧘🪷一期一会☆*~
出会いは一生にただ一度きり、だから儚(はかな)いものだと言うのではなく、「ただ一度しかない出会いだからこそ、今という時の巡り合ったご縁を大切にしよう」
それが「一期一会の心」です。
毎日のように顔をつき合わせる家族や、友人、同僚などの会話も、私たちは当たり前のようにしています。
でも、今日と同じ日は二度と来ません。
お互いに「おはよう」と交わす言葉もその瞬間は「一期一会」です。
今日✨あなたは誰に、どんな風に挨拶しましたか⁉️。
禅は“こころ”ですョ
🪷一🍓一🖼☆*~🧘♀🪷一期一