こころ禅…365日『一🍓一🖼️』日めくり言葉 R24. 5―15

 ほりさんの笑顔の『一期一会』

 【人生は一生に一度の出会い…大切にしよう】を感じ、思いをお届けします~

 《心に響く…禅のことば》〜

 【美しい四季の香り…『一🍓一🖼』禅】

 禅は“こころ”です

 🪷江上☆*~🧘‍♀☆*~🪷数峰青☆*~

 「曲終人不見」
  ❲曲終わりて人見えず❳
  (きょくおわりて ひとみえず)

 『江上数峰青』
❲江上数峰青し❳
(こうじょう すうほうあおし)

と対句になります。

 「川のほとりで一曲を弾き終えて、ふとあたりを見ると、いつの間にか誰一人もいない…」

 【ただ川面(かわも)の彼方には青い山の峰々が映っているだけ】

という初夏の静寂な風景を描写した詩です。

 🪷江上☆*~🧘‍♂☆*~🪷数峰青☆*~

 のどかな田園風景をイメージして見てください。

 中国·唐代の詩人・銭起(せんき)の詩句です。

 つい先程まで楽曲の音が夜空に響いていたが、その曲も終わり、人々も皆、散ってしまい、もはや人影一つない。

 ただ、悠々と流れる大河の彼方に、幾つかの山々が青黒く望まれるだけであると言うことです。

 一日の農耕作業も終わり、シーンと静まり返った夜更けの農村の風景が目に浮かんで来ませんか⁉️。

 🪷江上☆*~🧘☆*~🪷数峰青☆*~

 この詩の詠(よ)まれているもう一つ大事な意味が有ります。

 それは…
 【修行者の身である禅僧の言葉や行為が跡を留めない様に、教えに従い、あるがままに自然体で生きる心が大切だョと…】

 悟りの心を求め歩く禅僧の象徴として用いられる禅語です。

 🪷江上☆*~🧘‍♀☆*~🪷数峰青☆*~

 心の荷物を下ろして、余計なことは考えない。

 心のキャパシティー(許容範囲・包容力)を広くして不要なものは捨てて行きましょう。

 心は広く~もっと広く~自由自在なれですョ。

 ✨あなたも🙏ほりさんも…
 「飛ぶ鳥 跡を濁(にご)さず」の心境で「行雲流水(こううんりゅうすい)」を思い浮かべ楽しく生きましょうネ。

 「行雲流水」は、6月にお話します。

 禅は“こころ”です…

 🪷一🍓一🖼☆*~🧘‍♀🪷一期一会☆*~

 私たちの人生は、一生のうち、どれだけの出会いを経験するでしょうか⁉️。

 人生を変えるような大きな出会いも、勿論(もちろん)あるでしょう。

 でも、ほとんどが意識すること無く、小さな出会いで終わってしまうことでしょう。

 朝のウオーキングで出会って挨拶する人…

 犬の散歩で時々会って挨拶する人…

 知人を介して一度だけ話した人…

 いつも同じ通勤電車やバスで乗り合わせる人……

 顔を知ってる程度で、ほとんど意識することもない関わりも有ります。
 
 そして、こうした出会いも「一期一会」です。

 🪷一🍓一🖼☆*〜🧘‍♂🪷一期一会☆*〜

 《一期》(いちご)とは…
 人間の一生です。

 《一会》(いちえ)とは…
 ただ一度の出会いを云います。

 元々は茶会の心得を説いた言葉です。
 現代は、人と人の出逢いについて広く使われています。

 「そもそも茶の湯の交会(こうえ)は、一期一会といひて、たとへば幾たび同じ主客と交会するとも、今日の会は再び帰らざることを思へば、実にわれ一世一度の会なり」
       井伊直弼「茶湯一会集」より

 茶会に臨むときは、それが一生にたった一度の機会と心得、亭主・客ともに互いに誠意を尽くしなさいと説いています。

 🪷一🍓一🖼☆*~🧘🪷一期一会☆*~

 出逢いは一生にただ一度きり、だから儚(はかな)いものだと言うのではなく、「ただ一度しかない出逢いだからこそ、今という時の巡り合ったご縁を大切にしよう」

 それが「一期一会の心」です。

 毎日のように顔をつき合わせる家族や、友人、同僚などの会話も、私たちは当たり前のようにしています。

 でも、今日と同じ日は二度と来ません。

 お互いに「おはよう」と交わす言葉もその瞬間は「一期一会」です。

 今日✨あなたは誰に、どんな風に挨拶しましたか⁉️。

 禅は“こころ”ですョ

 🪷一🍓一🖼☆*~🧘‍♀🪷一期一会☆*~