こころ禅…365日『一🍓一🖼️』日めくり言葉 R24. 3―13

 ほりさんの笑顔の『一期一会』

 【人生は一生に一度の出会い…大切にしよう】を感じ、思いをお届けします~

 《心に響く…禅のことば》〜

 【美しい四季の香り…『一🍓一🖼』禅】

 禅は“こころ”です
 
🪷花枝☆*~🧘‍♀☆*~🪷自短長☆*~

 「春色無高下」
  ❲春色  高下無し❳
 (しゅんしょく  こうげなし)

 『花枝自短長』
  ❲花枝 自ずから短長あり❳
  (かし  おのずから  たんちょうあり)
と続く対句です~

 「春のうららかな陽射しは、すべてのものに分け隔てなく降り注ぎ…
 その景色の美しさに上下は差はありません」~

 【桃の花は紅く、梨の花は白く、同じ桃の木でも長い枝もあれば短い枝もあり、太い細いの違いもある】

となります~

 🪷花枝☆*~🧘‍♂☆*~🪷自短長☆*~

 私たち人間にも裕福な人、貧しい人、楽しい思いの人、辛く悲しい思いの人、健康な人、病気を患っている人、様々な境遇の中で合っても、春の陽射しは誰にも平等に降り注(そそ)ぐということです〜

 昨日もお話しました裏の意味は二通りに解釈が出来ます~

 【平等即差別・差別即平等】こそ自然と人生との実相であり真理です~
 このように両面から見ることが大乗仏教の味方であり~春の景色に託して説いたものです~

 🪷花枝☆*~🧘☆*~🪷自短長☆*~

 もう一つの解釈は【春光が万物の上に、あまねく公平に降りそそぐように、仏の慈悲心は一視同仁(いっしどうじん=だれをも差別せず、すべての人を平等に見て一様に仁愛をほどこすこと)で、万物に対し公平で、いささかの厚薄(こうはく)も有りません…

 しかし、花枝(はなのえだ)には自(みずか)ら短長(みじかいながい)が有るように、万物は、それぞれの個性を充分に発揮して、力一杯に生きて、全体として大きな調和をかもし出している】
と云うことですョ~

 🪷花枝☆*~🧘‍♀☆*~🪷自短長☆*~

 それぞれが自分の得意分野を最大限に発揮することです~

 人に頼るのが苦手な人、あるいは、「自分でやった方が早い」と思って人の力を借りようとしない人、そういう人はどこにでもいます〜
 それは決して、悪いことではありません〜

 しかし、全てを自分の力だけで成し遂げられるならば良いのですが、どんな人にも得手(えて)があれば不得手(ふえて)が有ります〜

 それゆえに、不得手とすることをやらなければならない時に、それを得手とする人の力を借りない限り、事を進めることが出来ませんネェ~

  一人で事を進めることには限界が有るのです〜

 🪷花枝☆*~🧘‍♂☆*~🪷自短長☆*~

 何事も自分の力だけで成し遂げられるかと言えば、そうでは有りませんネェ~

 身の回りのことや小さな事ならばいざ知らず、事が大きくなればなるほど、人手が必要となります〜

 様々な能力を有した者同士が協力して、自分の力を最大限に発揮することで、一大事が無事円成(えんじょう=円満に成就すること)していくのです〜

 寒い冬の間、寒さの中でじっと耐えていた植物たちは、春になって暖かくなってくると、一斉に芽吹きます〜

 桜のように多くの人を魅了する美しい花や地面に這うように咲く多年草のネモフィラは青い絨毯のように美しく、鮮やかです~
 色とりどりのチューリップやフリージアの花は春の訪れを知らせてくれますネェ~

 自然は季節ごとに姿を変え、夏には夏、秋には秋、冬には冬の素晴らしさを体現しています〜

 それぞれが精一杯、自分たちの命を輝かせ、その融和・和合が人々の心を魅了するのですョ〜

 🪷花枝☆*~🧘☆*~🪷自短長☆*~

 『花枝(かし)自(おの)ずから短長(たんちょう)あり』は…
 同じ花を咲かせる短い枝にも長い枝にも、それぞれの良さや味わいが有ります〜
 そうした大自然に生かされる植物たちと同じように、人間も自分たちの得意分野を生かしながら、支え合い、助け合っていくところに集団や組織の素晴らしさがあるように思います〜

 『花枝自ずから短長あり』が実践されている組織には助け合いの精神が働いています〜
 そこでは組織を形成する個々のメンバーが相手の得手不得手を理解し、和合しています〜
 だからこそ、組織の寿命が延び、そこに存在している人たち(花や枝)が生き生きと自らの役割を果たし、生きる喜びが実感できるのです〜

 組織を引っ張るリーダーこそ、「花枝自ずから短長あり」を知り、個々が遺憾なく個性を発揮できる環境づくりを目指して頂きたいものです~

 🪷花枝☆*~🧘‍♀☆*~🪷自短長☆*~

 ✨あなたも🙏ほりさんも…
 こう考えては如何でしょうか~

 【美しく咲く花の枝には、長い枝も有れば短い枝も有ります〜
 それが長所であり~短所であり苦手(にがて)もあれば得意(とくい)があり、それが✨あなたの素晴らしい個性ですョ~

 みんな違ってみんな良いです❗〜
 なんの隔(へだ)たりも有りませんョ~
 自分らしく美しい花を咲かせましょう】ネェ~

 🪷花枝☆*~🧘‍♂☆*~🪷自短長☆*~

 ✨あなたも🙏ほりさんも…
 忙しい毎日の中で、常に沢山の人と接して生活をして居ます~
 家族、職場、地域など…それぞれにそれぞれのコミュニティ(価値観などを共有する集団)が存在しています~
 そうすると、ついその中に他人と自分を比較してしまうことがよく有ると思います~
 でも、実は「みんな違ってみんな良い」と云うことが、ここに有ります~

 「あいつは同期なのに出世して、給料が上だ⁉️」「スタイルも顔立ちも良い“羨ましい”⁉️」「自分は人見知りだから上手にコミニケーションが取れない」と云った、人と自分を比較して落ち込んでしまうことは誰にだって有ることです~

 でも、「ザ禅…こころの道」では…
 疲れた自分を“人と比べなくて良いョ~”と云っています~
 これがオススメの言葉が『花枝(かし)自(おの)ずから短長あり』ですョ~

 🙏長々とお話して済みません🙇

 禅は“こころ”ですョ~

 🪷一🍓一🖼☆*~🧘‍♀🪷一期一会☆*~

 私たちの人生は、一生のうち、どれだけの出会いを経験するでしょうか⁉️〜

 人生を変えるような大きな出会いも、勿論(もちろん)あるでしょう~

 でも、ほとんどが意識すること無く、小さな出会いで終わってしまうことでしょう~

 朝のウオーキングで出会って挨拶する人…

 犬の散歩で時々会って挨拶する人…

 知人を介して一度だけ話した人…

 いつも同じ通勤電車やバスで乗り合わせる人……

 顔を知ってる程度で、ほとんど意識することもない関わりも有ります~
 
 そして、こうした出会いも「一期一会」です~

 🪷一🍓一🖼☆*〜🧘‍♂🪷一期一会☆*〜

 《一期》(いちご)とは…
 人間の一生です~

 《一会》(いちえ)とは…
 ただ一度の出会いを云います~

 元々は茶会の心得を説いた言葉です~
 現代は、人と人の出逢いについて広く使われています〜

 「そもそも茶の湯の交会(こうえ)は、
一期一会といひて、たとへば幾たび同じ主客と交会するとも、今日の会は再び帰らざることを思へば、実にわれ一世一度の会なり」
     井伊直弼「茶湯一会集」より

 茶会に臨むときは、それが一生にたった一度の機会と心得、亭主・客ともに互いに誠意を尽くしなさいと説いています~

 🪷一🍓一🖼☆*~🧘🪷一期一会☆*~

 出逢いは一生にただ一度きり、だから儚(はかな)いものだと言うのではなく、「ただ一度しかない出逢いだからこそ、今という時の巡り合ったご縁を大切にしよう」

 それが「一期一会の心」です~

 毎日のように顔をつき合わせる家族や、友人、同僚などの会話も、私たちは当たり前のようにしています〜

 でも、今日と同じ日は二度と来ません〜

 お互いに「おはよう」と交わす言葉もその瞬間は「一期一会」です~

 今日✨あなたは誰に、どんな風に挨拶しましたか⁉️〜

 禅は“こころ”ですョ~

 🪷一🍓一🖼☆*~🧘‍♀🪷一期一会☆*~