怒涛の朝食時間が終わったら、
3年生は食べ散らかしたのを放置してさっさと部屋へ帰ってしまうので、無論その後片付けは奴隷の仕事となる。キレイに食べてたらまだしも、中途半端に残してたりすると残飯を分別しないといけないので手間がかかる。その3年生の皿を片付けながらよく同部屋のS田くんと小声でボソボソ文句垂れてたなぁ。
食べ方汚いねん、このボケがぁ~。
皿でドタマカチ割ったろかぁ~(怒)!
とか(笑)。もちろん、そんな暴言、上級生の耳に入った日にゃ、間違いなく地獄を見ることになるので、あくまで囁く程度で収める(笑)。
そしてダッシュで片付け終えたら、またもダッシュで寮まで帰って次は上級生が登校の支度している間に
おい、1年!
コーヒー入れてくれや!
ワシは
珈琲2、
砂糖3,
クリープ2.......
と分量まで指定して朝のドリンク用意の指令が飛ぶ。
また別の上級生からは、
オレは、
珈琲1、
砂糖2,
クリープ3.......
とか、勝手わがまま言いたい放題。しかし、その分量をちゃんと守って入れないと、
何じゃこれ???
甘すぎるんじゃ、
ボケェ~~~!!!
と朝イチから超理不尽なシゴキを受けることになる(泣)。
まあしかし、S田くんと二人、これには相当苦労したもんです。
慣れるまで2ヶ月くらいかかったかなぁ(笑)。
それから3年生のYシャツのアイロンがけ。
前日の夜に洗濯してベランダに干してたのを取りにいって丁寧にアイロンをかける仕事。
これもシワひとつ残さず、ピシっと仕上げないと、やり直しさせられるか、あるいは機嫌悪いと、
アイロンもまともに使えんのか?
このタコがぁ~!
とケリが飛んでくることになる(泣)。
そんなこんなで、ただでさえ慌ただしく時間に余裕のない登校するまでの時間、自分の支度など出来る訳もなく、たまに天気が悪いと自分のYシャツが半乾きでドライヤーで乾かすヒマもなく、ものすごく気持ち悪い生乾きの状態で着て行ったりしたものだ(泣)。
そして、3年生と2年生を先に玄関で、
行ってらっしゃいませ!
と大声でお見送りして、ようやく自分たちも登校。
学校へ着いて教室に入ったころには、既に精魂尽き果てて死人状態。
中にはホントに目が死んでてゾンビみたいになってる奴も......(笑)。
上履きで床がパンチカーペットだったので、死体がゴロゴロ転がってるように男子が床で死んでる(笑)。まあしかし、あれは酷い光景だったなぁ(笑)。もうね、勉学に励む余力なんて残ってない。何とか寮生活で失ったエネルギーを授業の間に如何に充電出来るか?が重要で(笑)。
そんなんで授業の間だけは、しばしの休息時間。
そして授業が終われば、今度は恐怖の部活動が始まることになる。
*次回に続く.........