トゥルトノフの金属製ドラゴン
ドブリーデン
週末にブルノ市内に散歩したことは書きましたが、もう一つトピックスを紹介します。
トゥルトノフ(Trutnov)という町はブルノから北へ約200kmの場所に位置する町です。そのトゥルトノフでは、ドラゴンを神話的な存在としてではなく、エネルギーと強さの象徴として捉えています。
というのも、16世紀後半、シモン・ヒュッテルは、トゥルトノフで竜が殺されたという伝説を書き残し、1024年、町の創設者であるトラウテンベルクのアルブレヒトが、ブルノのオルドジッチ公への贈り物として竜を持ち帰った。こうして、トゥルトノフ市民が金属製のドラゴンとともにブルノを訪れるきっかけとなった年代記の記述があるそうです。
前置きが長くなりましたが、その金属製のドラゴンのフェスティバルにモラビア公園(出発地)で遭遇しました。このパレードが始まったのは18時です。
これがドラゴン。金属製で350kg、大きさ6mあるそうです。
ドラゴンに続くパレードの人々。トゥルトノフのシンボルを掲げた人々(らしい)
こちらはさらに続く音楽隊や、トゥルトノフの当時の職人の姿をした人々(だそうです)
パレードはモラビア公園→トーマス教会→市街をぐるりと回り→市役所前の広間まで行進していました。
トゥルトノフの長が参加し、ブルノ市街を巡り歩いて、最終的に『ブルノにはこの金属製のドラゴンを設置するのにふさわしい場所が見つからなかった』(これは予め決められていたもしくは、過去にそのような背景があったと思われます)ということで、金属製のドラゴンは持ち帰られたようです。
これらの事はWEB記事(チェコ語)で見かけ、翻訳しているので完全に合っているかは不明ですが、こんな内容のフェスティバルだったみたいです。
では、ナスハダノゥ