登れるかな?
身体が重い。
仙酔峡登山口より見上げる先に角度を上げた一筋の線が、バカ尾根ルートと呼ばれる仙酔峡尾根ルート。
記憶は、さっぱりないけど、飲み過ぎは間違いない。

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ただただ登るのみ。

右足を前に出し、次に左足を前に出す。
その行為を、5,000回ほど繰り返した頃、ゴールまでの中間点となったよう。

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一歩踏み出すごとに、ゴールは近づく。

ここまで来れば、戻るよりも、前に進む方が良さそうだ。
ゴールがあるから、判断できる。
これは、人生でも同じことじゃないかと、歩きながら考えた。
まずは、ゴールを決めることが、大事なんじゃないかと。
スタート時点では、遥か遠くにあって、登れるかどうかも迷った道も、行程の半分を過ぎると、前に進む方が近いとわかる。

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振り返ってみれば、ずいぶんと登ってきたのだと、実感する。

あれほど遠くに見えたゴールも、あきらめずに、続けてきたことにより、ピークへとたどり着いた!

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たどり着けば、やはり来てよかったと思える。
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ミヤマキリシマも見頃!

当初の目標である、高岳にたどり着けば、あとは来た道を戻るか、周回するか。
ここまで来れば、慣れたもの。少し余計に時間はかかるようだけど、周回することにする。

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ダイナミックな景観が広がる。

中岳のピークを踏んで、すずめ岩経由で下山となった。
久しぶりに登った阿蘇山であるが、やはり良い山であった。