我が家では多肉さん置き場が不足しているため、自動車の周りのわずかなスペースにも多肉さんのトレイを置かざるを得なくなっています。自動車を移動する際には細心の注意が必要となるわけですが、先日、10センチ程度、自動車を前に出し過ぎて多肉さんに接触してしまったことがありました。かなりショックだったのですが、「起こってしまったことは仕方ない。次にどうするかだけ考えよう。」と30回位心の中で唱えて、何とか心が崩壊するのを防いだのでした。ちなみに本日はこうなっています。

 

 

痕跡ははっきりありますが、かなり目立たなくなりました~。多肉さんは生きているので自力で回復することができるんですね。工業製品だったらこうはいきません。コンパウンドで磨くとかパテで埋めるとか方法はいくつかあるでしょうが、勝手に治るなんてことはあり得ません。

さてさて、こんなことが起こったのも置き場所が少ないことが原因です。雨除けの改良は先延ばしするわけにはいかないです。ホームセンターにビニールシートを探しに行くことにしました。私が求めているビニールシートはちょっと厚めの物なので、農業用資材というより、ベランダ等に雨除けとしてぶら下げる商品に近いのかな、だとするとカーテンコーナーなのかな等と考えました。普段行くお店では見かけたことがない商品なので、大きめの店舗に行ってみることにしました。どの道が空いてるかな、あそこの交差点で右折はいやだな等と雑念まみれの状態で自動車を動かしたところ・・・ん?

何か前輪に変な感触があったのです。動かそうと思えば動きそうなのですが、何か柔らかい物、イメージでは寝そべっているウサギに乗り上げたような感じでした。

次の瞬間、気が付いたのです!多肉さんのトレイを移動させるのを忘れていたのです!自動車を元に位置に戻して確認してみると・・・

あ・・・・・・・・

 

 

やっちまいました・・。本当にやっちまいました・・。恐れていたことが起こってしまいました・・。精神の崩壊を防ぐためだと思いますが、次の瞬間、この案件についての思考は自動停止しました。私は何事もなかったかのように自動車の周りのトレイを移動させ、再度、自動車に乗り込んでホームセンターに向かったのでした。運転中はどの道が空いているかだけ考えました。ホームセンターに到着してからは目的の商品を探すことだけに集中しました。残念ながら目的の商品はなかったのですが、ちょっとした買い物をして精算しようとしたところ・・ガッシャーン!と床に何かが落ちたのです!見ると13年使い込んだコインケースでした。割れて中の硬貨が散らばっていました・・。硬貨を拾い集めていると、さっきひき潰した多肉さんの様子が蘇ってきました。何をしているんだ!早く帰って処置をしなくては!という心の声が聞えたような気がしたのでした。

ちなみに13年使ったコインケースをご紹介。

 

 

今まで何回か落としたことがあるのですが、割れたのは今回が初めてです。工業製品は劣化するものですからね。13年も使ってればこうなるのも仕方ないですね。

さて、帰宅して多肉さんの被害状況を確認してみました。

 

 

ひどいです・・。原型が残っていません・・。自動車にひき潰された多肉さんなんて見たこともないので、処置したくてもどう処置していいかわかりませんでした・・。鉢の壊れ方からして、かなりの圧力がかかったであろうことは推測できました。恐る恐る茎を触ってみたところ、グニャグニャにはなっておらず、固くしっかりしていました。負傷状態がよくわからないままに、下手にいじるのは危険と判断。今後のことは、回復具合をみて考えることにしました。今日のことを忘れないために、壊れた鉢はこのまま使い続けるのがいいかもしれないと思いました。

ふと見るとトンボがやってきていました。

 

 

虫は非常に苦手な私ですが、トンボは益虫なので駆除したりしません。うるさい蚊を思う存分にパクパクと食べていただきたい!そういえば、トンボのメガネは水色眼鏡という歌詞の童謡がありますが、水色の眼のトンボなんて、私は生まれてこの方、見たことがないと思います。この童謡に、今一つ親近感が持てないのはそのせいなのだと思います。その点、夕焼け小焼けの赤トンボという歌詞には、すごく郷愁を誘われます。子供の頃、田んぼのあぜ道で見た夕焼けをバックに群れ飛ぶ赤トンボ、今もはっきり思い出すことができるのでした。