日中は爽やかなお天気が続いていますが、天気予報によると明日からぼちぼち傘マークが増え、来週は傘マークだらけになっています。思えば、今年は多肉さんの水やりを雨で済ませるという壮大な計画がありました。何も難しい事なんてない、ただ放置すればいいだけと思っていましたが、わずか1回の試行で悟りました。自然の雨で適量の水やりをするなんて、お天気の神様でもない限り不可能です。偶然、丁度いい感じになることもありましたが、それは単に運が良かっただけです。やはり定石どおり、雨は避けることにしました。特に梅雨の長時間の雨は非常に危険です。多肉さんの原産地には梅雨はありませんからね(たぶん)。

さて、多肉さんをパトロールしていたら、花が終わった多肉さんがおりました。

 

 

3つ咲いたようですが、開花のタイミングと私のスケジュールが合わなくて、ほとんど観られませんでした。昼に仕事をしていると、そういうことは頻繁にあります。子供の頃、アサガオのつぼみに紙を巻いて開花時間を遅らせる実験をした記憶がありますが、同じ方法が多肉さんにも通じるでしょうか。たぶんですが、朝に開花するアサガオだから可能なやり方のような気がします。朝と昼はどちらも太陽の世界ですが、昼と夜となると太陽と月の世界なわけで、根本的に世界の質が異なると思うのです。質の異なる世界を、薄っぺらな紙一枚で越境させるのは無理な気がするのでした。

さてさて、折角屋外に出したのに、他の植物の陰になって、すっかり顔色が悪くなった多肉さんをご紹介。

 

 

日陰になっていたのは2週間程度ではないかと思うのですが、すっかり白っぽくなって葉っぱも平べったく開いてしまいました。なお、緑の多肉さんは日陰の方が調子が良くなったかもしれません。

さて、ベランダでしっかり日光を浴びている同種の多肉さんと比較してみましょう。

 

 

ん?確かに葉っぱの縁がピンクになって美しさはワンランク上ですが、日陰の多肉さんを全否定する程の違いはないです。ちょっと拍子抜けしました。

屋外で明らかに本来の良さが出て来た多肉さんもおります。

 

 

普通の草花さんっぽいんですが、葉っぱの厚みはしっかりあってちゃんとした多肉さんです。茶色の繊細なフチ取りがある葉っぱがとても気に入っています。どこか和風の雰囲気が漂っていますが、日本原産だったかな・・。後で検索してみようと思います。

本日の締めは、先日、植え替えをした鉢です。

 

 

どうやらうまく定着したようですが、言いたいのはそこではありません。この画像だとわかりにくくて残念なのですが、右側と左側で、土の乾き方がかなり違うのです。右側の方が、明らかに乾きが早いのです。右側の方が株と株の間隔が広くて風通しがいいということなのでしょうか。そうだとしたら話は終わりですが、私の見立てですと、多肉さんによる吸水量の違いが現れているのではないかと思います。左側の多肉さん、とにかく成長が遅いのです。種からこの大きさになるまで3年はかかっていると思います(たぶん)。なるほど、水を飲む量からして少なかったのですね。単品で植わっている時には気付きませんでしたが、寄せ植えにしたことが功を奏しました。どんなことからでも、学びというのはあるものです。