梅雨のはずですが、今週はいいお天気が続くようです。地植え多肉さんスペースに、今年もアリジゴクさんの巣が出来ていました。アリジゴクさんの巣は、カラカラに乾燥した砂時計の砂のような土壌にしか出来ませんが、そんな過酷な場所にも地植え多肉さんのランナーが伸びてきています。親株から水分を供給されているとは言え、多肉さんの乾燥に対する強さには驚かされます。さて、多肉さんの樹液を吸う害虫と協力関係にあるアリを食べるのですから、私はアリジゴクさんは益虫と認識しています。獲物を仕留める時に毒を使うようですが、人間が刺されたという話は聞いたことがありませんので、トゲトゲ多肉さんより安全と思っています。今年の巣の出来栄えを、ブログ用に撮影しようと接近したら・・・な、なんと!

 

 

衝撃的な画像のため、マスキングをさせていただきましたが、憎いアリではなく、私が枯葉の処理を委託しているダンゴムシさん、いや、完全な団子になっていなかったのでワラジムシさんかな、とにかく、私の中では益虫に分類している生物が転げ落ちていたのです!瑞々しくてまだ生きているようなのに、仰向けにひっくり返ったまま、ピクリとも動いていませんでした。私の推測ですが、アリジゴクさんの毒が回って、動けなくなっていたのではないかと・・。食品が傷みやすいこの季節ですが、生かしておけば腐りません。毎日、ゆっくりと体液を吸うことが出来ます。想像しただけでも恐ろしいですが、他の生物を食べないと生きられないのは人間も同じです。多肉さんは水と二酸化炭素と太陽光があれば生きていけます。多肉さん、素晴らしいです。

そんな素晴らしい多肉さんですが、調子が悪いのがいたのでご紹介します。

 

 

調子が悪いを越えて、すでに枯れているかもしれませんなあ・・。玄関の両側に置こうと思って、同じ品種を2鉢手に入れたのですが、1鉢だけこういう状態になってしまいました。さりげなく書きましたが、生きているのもあるということは、100%、私の育成技術の未熟さが枯れた原因ではないと言いたいのでしょう。負け犬の遠吠えみたいなものですね・・。この多肉さん、そんなヤワなはずはないので、しばらく様子を見ようと思います。

もう一つご紹介。葉っぱが傷んで見苦しくなったので、古い葉っぱをまとめてカットしたのですが、新しい葉っぱが出て来る気配がありません。

 

 

カットしない主義の私が、ここまで思い切った処理をしたこと自体が驚きですが、ネット情報では、すぐに新しい葉っぱが出て来る様子だったので、一抹の不安すら感じることなく、気持ち良くカットしたのでした・・。株を触ってみると、まだしっかりしているのです。生きているからしっかりしているのか、枯れて固くなっているだけなのか判別できませんでした。こうなったのは私の大胆なカットが原因なので、暖かい目で見守ろうと思います。

今一つ好きな環境がわからない多肉さんをご紹介。

 

 

日光に当たり過ぎると葉先が枯れるので、今年はずっと屋内にいましたが、どうも葉色が不健康な感じで、遅ればせながら屋外に出しました。数年間、我が家で生活していますが、未だにどういう環境が好きなのかわかりません。柔らかく日光が当たる場所を発見したので、そこで様子をみようと思います。

本日の締めは、やっと調子が出て来た多肉さんです。

 

 

育成が難しいなんてどこにも書いてない、いや、むしろ強健だと書いてあるのに、我が家では鳴かず飛ばすのままに数年が過ぎてしまいました。とにかく勢いがなくて、一年で葉っぱが2、3枚増えるか増えないかという程度、作り物疑惑が真実味を帯びる程に購入時から姿が変わっていません。しかし、今年は今までとは違うことが起こっている気がします。新芽に生命力が感じられるのです!色艶が今までの葉っぱとは違いますし、成長スピードも早いです。この春だけで、過去、数年分の成長分を上回っているのではないかと思います。この品種も玄関の両側に置こうと思って2鉢購入したのですが、これは2鉢とも元気です。ダメになるのもありますが、生き延びるのもあるので、私も気持ちを維持することが出来ています。ちなみに、我が家の玄関は両側に多肉さんを飾れるようなスペースはありません。「玄関の両側に飾る」という脳内イメージがなぜに生まれて来たのか、今となっては不明なのでした。