ART FILTER使用のイラストww



小5で『椿姫』読んだマセガキ桃豹は、モデルとなったマリー・デュプレッシーに出会い、即座にドゥミ・モンディーヌに魅せられた。

一体どういう価値観持っていた小5なんだよと、理解に苦しむ方もおられよう。
一応言い訳しておくと、小4でモーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンシリーズ網羅してから、19世紀にドハマりして、元々好きだった欧州史読み漁り、更に夭逝した人物漁りから肺結核に興味を持ち、更に更にアヤシイ図版漁りからお耽美な画集やら映像やらから歪んだものや病的なものへの関心が一通りではないヤツになっておったからである。

物心つく前から寺社に引き寄せられ、お墓散歩を日課にし、儚くて美しいもの好き高じて幽霊に魅せられちゃう幼稚園児は、小1から図書館に入り浸って情報収集しまくったせいで、一層ヤバイ世界に浸ることになる。
如何に闇(病み)を深めていったかの過程は「闇の歴史シリーズ」でも白状しておるのだが、『椿姫』は歪んだ半分の世界ドゥミ・モンドに生きるマリーが肺結核患って死に至るお話ゆえ、桃豹のシュミの世界のどストライク作品だったのである。
悲恋と死はワンセットであり、アルマン・デュバールなんぞ、死に際しての単なる添え物としか思えなかった小5のマセガキ…、愛だの恋だのにイマイチのめり込めない白けたヤツになるのも致し方ない気がするww



マリー・デュプレッシ細密画



結核菌の発見まで、感染症とわからぬ時代はあまりに長く、人々は血ぃ吐いて弱ってはかなくなっちゃう病気を何だかステキ♥みたいに考えていたこともあったらしい。
現代人の桃豹は、かなり小さい時から勿論結核がコワイ病気だとわかってはいたが、吸血鬼好きとも相俟って、脳内で繰り返し「真紅の法悦」に浸っておった。
お気に入りの世界史人物やら物語の主人公やらを綯い交ぜにして、色々なオリジナルキャラ創り上げて、自分も憑依することをよくやっていた。弱っちいためによく風邪っぴきで数日寝込んでいたのだが、熱に魘されながら血ぃ吐いてへたる己が姿思い描くのは、至福の時であった。

(ーー)ふっ…
ヘンタイとでも何とでも言うがよいわww
ダレにもメーワクかけとらん。



…んで、本日のお耽美劇場。
桃豹殿下シリーズの「オペラ座の怪人」に、オペラ座&黄泉の帝王トート閣下繋がりで登場する椿姫である。
オペラ座シリーズでは栗色の髪での登場だが、ホンモノのマリー・デュプレッシーは黒髪。当時の流行はセンターパーツの大きな巻髪だったが…、生憎そんなウィッグは持ってやしない。
テキトーにUピン使って左右にまとめ、肖像画よりはゴージャスになってしまうが、高さのないティアラを頭の天辺にのせる。薄い白の衣装着けて、白レースの扇を広げる。







着飾って富裕層の社交場に顔を出し、贅を凝らしたアパルトマンに訪ねてもらうお友だち漁りをしたドゥミ・モンディーヌたち。
椿姫と呼ばれたマリー・デュプレッシもそんな中の一人だった。







23歳という若さで散った彼女は、遺された肖像画からは窺い知れぬほど行動力に溢れ、陽気な面があったという。
享楽の都パリに、ほんの一瞬咲いて散っていった椿の貴婦人は、今も多くの人々を魅了してやまない。







時空の旅人桃豹殿下の初恋のお相手が、この椿姫なのである。

(ーー;)
そぉいやぁ、「オペラ座の怪人」、またまた頓挫しとるわ。前期試験終わったら再開(再再再再開ぐらいかな?)せにゃならんなww
ぱんさー学園、前期試験期間までカウントダウン。

ぱんさー学園の諸君!
国語科では至れり尽くせり試験対策をやった。そして、いつものように本番では教科書持ち込みOKである。
これで赤点なんか…あり得ないよな!?