眩しい陽のひかり
煌めく新緑のなか

白レースのドレス
ふわりなびかせて

蒼い空に浮かぶ雲
何処迄も追いかけ

ヒナギク咲く野を
走り抜けてみたい






でもそれは唯の夢
だって私は昔から

身体がずっと弱く
殆ど寝たきりなの

咲いた花手折れず
散る花も見送れず

寝台脇の窓だけが
唯一の世界だから



オルコットの『若草物語』を読んだのは小4あたりだったように思う。
各国で映画、演劇、アニメ化されているが、実は桃豹、あまり好きではなかった。
小1〜小2あたりは『小公女』や『秘密の花園』などを胸弾ませて読んだのだが、その延長線上にあった『赤毛のアン』や『あしながおじさん』には全く惹かれなかった。
小4で推理小説デビュー果たしてからは、地味で現実的な物語には、最早ときめきの欠片すら覚えなくなっていたからだ。

『若草物語』は児童文学ではないのだが、最初の出会いはお子さま向けの本だった。一族の物語で退屈な上に、4部まであり、とにかく長過ぎる。辟易して途中で投げ出した。
しかし、四人姉妹の中で三女のベスだけは何だか気になる存在だった。理由は1人だけ早死にしたからである。ぱん劇ご常連ならば既にご存知よりなのだが、桃豹は夭折にやたら惹かれる変態嗜好の持ち主なのだ。今にして思えば小学低学年からそれが確立していたのだから、ヤバイったらないのである。

ベスは黒髪で青い目だが、風に靡かせるには重過ぎるために、お耽美劇場ではグレーがかった髪色にした。
病弱で学校に通えず、家事をしながら家で勉強し、猫や小鳥の世話をするピアノ好きな内気な少女は、儚さの代名詞となる。19世紀作品だから衣装はもっと古めかしい筈だが、新緑の季節に相応しく白レースワンピ。
続編でベスが死んでしまうために、3部4部は益々退屈極まりなく、『若草物語』をきちんと読まなかったが、今もやはり興味ないなぁww
名作と言われる『若草物語』に、これっぽっちも敬意払わなかった桃豹であるが、この作品を読み返すことはおそらくあるまい。


ビンボーハンボー教師桃豹近況

新年度始がまりくそ忙しく、2週連続休日出勤(TдT)。
定時退勤なんか夢のまた夢で、町田駅前に着く頃には、商業ビルは皆とっくに閉店している。開いているのは飲み屋ばかりだ。

土曜日は閉店ぎりぎりのお茶屋さんで新茶を買った。最近買い始めた金子園という海苔&茶の専門店だ。此処の静岡茶は少々粉っぽいが、甘みがあり、差しがよくてすぐに桃豹家お気に入りになった。ぱんさーママは祖母譲りのお茶好きで、普段にもお高いお茶っ葉を使っている。

桃豹の紅茶好きはその延長線上にあるが、桃豹家ではお茶、お米の他、和菓子類も贅沢品を好む。不味いもの食すくらいならば、飲み食い控えたほうがマシという極端な者揃いだww

GWが待ち遠しい…が、晴れが少なく、衣替えが滞っている。
すっきり晴れてくれないと大掃除に支障があり、夏休みまで部屋が片付かないのである。