3才の時に初めて観たバレエ「白鳥の湖」で下半身も露わな

王子様のタイツ姿に憧れて小6から高1までとゆう多感な5年間

をバレエに費やしたボクは第4腰椎が前方に滑り出すとゆう

分離すべり症を患い男性バレリーナになるとゆう将来の夢を

早くも絶たれるのでした。

タイツが好き過ぎてバレエを始めたボクですが、そのバレエ

を辞めざるを得なかった為に大好きなタイツを年間通して

穿けなくなってしまったのです。

つまり、バレエのお稽古だから季節を問わず穿けていたの

ですが、バレエもしていないのに夏場なんて暑過ぎて穿いて

いられないワケです。

そこでボクが着目したのがパンティストッキングなのでした。

パンティストッキングと言えば、バレエタイツの下に穿くコブラ

と呼ばれるTバックタイプのサポーターの常に肛門を刺激

するあの感覚が女性と違ってボクは好きになれずに先生に

相談したところ、タイツの下に穿くサポーターの代わりにと

勧められたのがパンティストッキングだったのです。

バレエを習っていた頃はパンティストッキングをお教室から

購入するとゆう形だったのですが、バレエを辞めてから

初めてパンティストッキングのお遣いをしたのが高校2年の

初秋のコトでお店もボクたちパンストフェチのオアシス、

銀座5丁目界隈の‘桃茶部’だったのです。

先ず、行って驚いたのが決して広いとは言えない店内に

ホントに狭いとばかりに沢山のインポートストッキングが

ギッチリ並んでいて一日中居ても飽きることのない夢の様な

素敵な空間なのでした。

お店の前で行ったり来たりを2往復半、意を決して店内に

入ると「ハハ~ン・・・」とばかりに美人店長。

ギコチなく入店したボクの一挙手一投足を見ながら泳がす

感じで心を読み取る美人店長。片や、単なる変態パンスト

フェチであるコトを見破られまいとして必死の形相で冷静さ

を保つボク。

穿いてるだけで魅惑的になれるパンティストッキングは当に

女性の武器であります。そんな女性の武器を販売する婦人

靴下専門店は真剣勝負をする為の戦いの場に相応しい

今どきの巌流島と言っても過言ではありません。

先手と後手、どちらが有利か。それは柔の道に於ける組手争い

であり、相撲に於ける差し手争い、そして草野球に於きましては

ジャンケンポンの激しい応酬と申しましても過言ではありません。

狭い店内に乾いた空気が「ピンッ」と張り詰めたその瞬間「あのう、

パンティホースが欲しいのですが・・・」とか言って声を限りに

絞り出す様にしてボク。

空かさず「デイリーでお穿きになられますか?」と秋の澄み渡る

空気の様に爽やかな声で難なく切り返す美人店長。

この愛情あふれる美人店長の一言で決着が着きました。

ボクは、田舎者と思われない様にパンティストッキングを米国風

に決して好きな呼称ではないけれど、こちらの方がエッチぃ感じ

がするとか思いながら「パンティホースが欲しいのですが・・・」に

続けて「就活で忙しい妹に頼まれて・・・」とか「季節外れの母の日

のプレゼントに・・・」はたまた「丸の内でOLをしている姉に頼まれ

て・・・」など、考えられる様々なシチュエ―ションを想定して臨んだ

のですが「デイリーでお穿きになられますか?ウフッ!!」とか

言うあの天使の様に思いやりにあふれた優しいお言葉で救われた

思いがしたのです。

何故なら、実際にお互いのパンティストッキングをシェアし合う

ボクたち仲良し兄妹であれば極日常的に行なわれているコト

ですし、他人が引く程のマザコンのボクであれば大好きなママと

お揃いでお気に入りのパンティストッキングを穿きたいと想うのは

疑う余地など何処にもないコトです。

けど、実の弟にパンティストッキングのお遣いを頼む長年給湯室に

君臨するお局OLが何処の会社に居ると言うのでしょう。

弟をパシリに使うにも程があります。

「丸の内に勤める花のOLのクセに、明日、お昼休みにでも

自分で買いに行きやがれ!!」って話じゃないですか。

そうなのです。パンティストッキングをたしなむボクたち働く男性の

憩いの場、パンストフェチのオアシスとして知る人ぞ知る銀座5丁目

界隈の‘桃茶部’の美人店長はボクが自分で穿くためのパンティ

ストッキングを買う為だけにわざわざ快速アクティに乗って小田原

くんだりからノコノコやって来たコトなど全て御見通しだったので

ありました。

さて純朴なパンストフェチのボクと変態パンストフェチを相手に

日々繰り広げられる百戦錬磨の美人店長とのこんなドラマ

チックなやり取りを目の当たりにした貴女はどう思われますか?