第6話:新たな進化への道【番外編】 | GREEDオフィシャルブログ †ホムログ† Powered by Ameba

SUNDAY


















第6話:新たな進化への道【番外編】






























7月18日 02:29 迅凛峠 頂上
















†ホムログ†

ウォン!!オォォォォン!!









哲也「ダウンヒル戦、2本目行きます!5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・GO!!」














†ホムログ†
オォォォォォォォォォォォォォォォ!






哲也「大丈夫かな・・・若本のヤツ・・・」



祐夜「万一の為にトラックに俺を乗せて、ゴール地点に向かわせてくれ」



岡本「え?あぁ・・・わかった」
















†ホムログ†

オォォォォォォォォォ!!プシュン!!






若本「ヤバイな・・・さっきより音が酷くなってきている気がする」



真介「さっきからなんだ?シンプルな走りで勝てると思っているのか?」









†ホムログ†

ゴアァァァァァァァ!!プシュン!







†ホムログ†

ギャアァァァァァァァァァァァァ!!



若本「だめか・・・ギリギリまでパワーを出しても鳴ってしまう。・・・そういえば、祐夜はスパートかけれる場所を探っておけと言ってたな。







†ホムログ†

オォォォォォォ!!プシュン!




どこで・・・スパートかければいいんだ・・・?こんな状態で」



真介「んだよ・・・ムカつくぜ。こんなにパワーも出せないまま後追いなんて・・・まともじゃねぇよ!!」

















†ホムログ†
ウォォォォン!!ギャアァァァァ!!!




ギャラリー2「すげぇな!白熱してるぞ!!」



ギャラリー1「いや、若本さんペース落として走っている・・・何かあったのかな?」















7月18日 02:31 迅凛峠 第1区間


















哲也「そうか・・・伝えておくよ」








ピッ・・・







哲也は通信機を切る・・・











哲也「FDの変な音がドンドン酷くなってきているらしい・・・」





祐夜( 出会いもあれば・・・別れもあるという事もあるんだぞ?


今回のバトルは負けてもいいから絶対に死ぬなよ・・・若本 )




















†ホムログ†
オォォォォォォ!!プシュン!ウォン!!




若本「クッ・・・ドンドン体力と集中力が削られる!キツすぎる・・・」












そう・・・若本は下る度にFDの挙動がおかしくなるのを抑えながらもエンジンに負担かけない為にペースを落として走っていた。



当然ながら、どれも気を使いすぎて体力が削られている。














†ホムログ†

ギャアァァァァァァ!!プシュン!



若本「ヤバイ・・・・・集中力が切れたらどこか吹っ飛びそうだ。揺れも酷くなってきているし・・・


これって俗に言う(プレッシャー)か?」



†ホムログ†
オォォォォォォォォォォォォォォ!!



真介「クソッ!抜いてしまえば終わりなのによぉ・・・なんでペースを下げたFDの後ろにいなきゃならないんだ!!」







†ホムログ†
オォォォォォォォォォォォォォ!!



















7月18日 02:33 迅凛峠 頂上

















如月「・・・真介のヤツ。集中力を切らさなければいいが・・・・」



硲「どうしてだ?」



如月「あいつが集中力が切れたら、まともに走れなくなるんだ・・・まるで亀のようにな」



硲「じゃあこの勝負・・・」








如月「我慢比べだ。どちらかが集中力を切らした時・・・勝負は決まるぞ」





























†ホムログ†
ギャアァァァァァァァァァァァァァァァ!!!



若本「まだ・・・3区間か。アクセルを踏むのが怖くなってきた。


こんなの初めてだ。こんなに悪化している中でそれを配慮しつつ走らないといけないなんて・・・












†ホムログ†
ゴアッ!!オォォォォォォォォォォォォォォ!!



一体……俺は何と戦っているんだ?!」



真介「ここまでペースダウンしているなら・・・どこかでスパートをかけてくるはず……


どこだ・・・どこでかけてきやがるッ!じゃねぇと・・・俺が切れる!!」










†ホムログ†
ウォン!!ゴアァァァァァァァァァァァァ!!















7月18日 02:35 迅凛峠 第3区間











ここで祐夜は悟り始める・・・・・












祐夜( 今回のバトルは勝敗ではなく、帰ってくる事が重要だ。


あの二人は1本目で集中力を高めていたのはいいが、後半にFDの様子がおかしい事で…二人共とんでもなくキツい戦いをしている・・・


無理は・・・するなよ  )











†ホムログ†
オォォォォォォォォォォォ!プシュン!プシュン!!








若本「は・・・早く4区間来てくれぇ!!」



真介「くっそ!!どこでスパートをかけてくるんだよぉ!!」












†ホムログ†
ゴァァァァァァァ!!





二人が苦しんでいる中・・・ついに第4区間のトンネルが見える!














そして・・・若本は危険な賭けに出る!











若本「トンネル・・・ッ!!もうこうなったら危険なのは承知だ。スパートをかけてやるッ!!」










さようなら











†ホムログ†
ギャアァァァァァァァァァ!!!プシュン!







真介「なっ?!この区間でペースを上げてきやがった?!逃がすか!!


こっちも行くぞ!FR-S!!」







†ホムログ†
ギャアァァァァァァ!!ウォン!!プシュン!!





ギャラリー1「す・・・すげぇ!若本さんがペース上げてきた!!」



ギャラリー2「FDの様子がおかしいのに今まで気にしながら下ってたのか?!」



若本「クッ・・・うぅ・・・・・」








ドンドン状況が酷くなっている若本のFDに対して、真介は・・・・・










†ホムログ†

ゴァァァァァァ!!





真介「なんでだ!!コーナーで詰められない!・・・ッ!や・・やば!!」













プチン・・・・・・











†ホムログ†
ゴアァァァ!!ギャアァァ!!










真介の集中力がここで切れてしまう・・・如月が言った通りペースが格段と下がる。


そして若本のFDは・・・












†ホムログ†
オォォォォォォォ・・・・!!





若本「……ん?後ろからあいつの車が消えた?どうしたんだ・・・」

























7月18日 02:36 迅凛峠 ゴール地点

















松山「来たぞ!どうなっているんだ!?」





渉「・・・事故だけは避けろよ。なんとしてでも・・・」


















†ホムログ†
オォォォォォォォォォォォォォ!プシュン!















松山「よっしゃあぁぁ!!若本の勝ちだ!!」



















その時、第4区間を下っている祐夜は・・・確信の異変に気づく





















祐夜「・・・・ッ!!」






















†ホムログ†
オォォ・・プシュ・・・ガッシャアァァァァァァン!!




















この時、フロントガラスにオイルが飛び散り・・・エンジン内で何か吹っ飛んだ音が鳴り響く・・・











若本「・・・・・ッ?!?!」


















†ホムログ†
ギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!









松山「なっ?!なんだ!?」



渉「エ・・・エンジンブローだッ!!やっちまったか!」







†ホムログ†
ウォォォォォン・・・・・・!!!







若本「・・・・・・・・・!!」(目をつぶる)















†ホムログ†

ギャアァァァァ・・・・・・シュウゥゥゥゥゥゥ・・・・・・






何度か回転しながらもなんとかゴールしたが、間一髪壁に激突せずに止まった・・・














そこに駆け寄る松山と渉・・・












松山「おい!!生きてるか?!」



若本「・・・・な・・・なんとかね。軽く左足をやっちまった・・・・・」




渉「おい!!誰か救急車を呼べ!!早く!!」



ギャラリー1「は・・・はい!!」
















迅凛峠 頂上では・・・















如月「なんだって?!FDがエンジンブロー!?真介は?!」



渉「あいつはなんとかゆっくり帰ってきた。だけどFDのドライバーが軽く足をやっちまったらしい」



如月「そ・・・そうか。誰も死んでないのならいい・・・わかった」
















7月18日 02:38 迅凛峠 ゴール地点














祐夜達はゴール地点に着き、FDの状態を見ていた・・・











祐夜「・・・どうだ?」



哲也「・・・・・。ダメだな。排気口のタービンがパーツごと吹っ飛んでしまって、使い物にならないな・・・」


†ホムログ†


若本「・・・・・FD。俺のせいだ・・・」



祐夜「心配するな。お前のせいでFDが壊れたんじゃない。大丈夫。必ず直してやる。


もうすぐ救急車が来るから、お前は早く病院に行ってこい」



若本「・・・クッ・・・・・」












そこに・・・・・・











†ホムログ†

ゴアッ!!ウォォン!!オォォォン!!















一台の真っ赤な車が下りてくる・・・・・














岡本「・・・誰だ?」



祐夜「フッ・・・来たか」









バタン・・・















そこに降りてきたのは・・・





















拓疾「よぅ。リーダーさ・・・ってかどうしたそのFD!?」



祐夜「FDのエンジンが潰れた」



拓疾「ま・・・まじかよ!ちょっと見せてくれ」










拓疾はFDのエンジンを見る・・・・・









拓疾「うわぁ・・・タービンを止めているボルトさえも吹っ飛んでやがる。ある意味すげぇなこれ……」



哲也「あの・・・あなたは祐夜に頼まれて来たのですか?」



拓疾「まぁな。このリーダー様がこの出来事をわかっているように連絡してきたから


リーダー様に頼まれてあるモノを持ってきたんだ」







若本「あ・・・あるモノ?」











拓疾は車のトランクに積んでいた巨大なモノを運んでくる・・・







拓疾「俺が持ってきたのはこれだ!」










バッサァァァ!









拓疾は被せていた布をめくる・・・・・












†ホムログ†
ドンッ!!!








哲也「・・・・・こ!これって?!」










拓疾「これは誰しもが考え付かなかった限界の領域を超えた祐夜のとんでもないアイディアだ。


それが新ターボキット・・・スーパーチャージャーだッ!!」












若本のFDはなんとかゴールしたものの・・・途中でエンジンブローを起こしてしまう。

凹んでいる若本に祐夜と拓疾は2人の総力をかけてFDにスーパーチャージャーを乗せるという事。


果たして・・・FDは復活するのか?



第6話:新たな進化への道 END