『毎日かあさん』2011
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公開当時、元夫婦の2人が主演という事で話題になった。原作者の西原理恵子は漫画家でありコメンテーター。その3人を知っている者、どちらかを知っている者、全く知らない者とみたら全然違った印象を持つかも知れない。
一見すると西原理恵子は図太く物事に動じないオバサンといった先入観がある。過去にこんな試練があったのと、そのギャプがある。そこは西原理恵子、深刻になりすぎすサラッとコミカルに描いている。そのコミカルさが逆に愛おしさに繋がっている。
そこにPTSGからアルコール依存症となりDVにも苦しめられた。社会的に立ち直らずに癌になって亡くなった。そこでも、旦那を酷く描く事はしなかった。どこか呑気でコミカルな人として描いた。そこにも愛おしさを感じる事が出来た。
リアルなPTSGやアルコール依存症の模様を描いたものとして観たら拍子抜けするかもしれない。コミカルさくる愛おしさも感じられないと思う。
それぞれの捉え方で印象や感想が違ってくる。それが良かった悪かったとレビューが分かれたのかもしれない。私は良かったとレビューします。
永瀬正敏、この人、俳優さんというより役者さんだと思いました。それも、凄い役者だ。キョンキョンが惚れただけの事はある。