『探偵物語』 1983

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今から40年前の映画。ただただ懐かしい。薬師丸ひろ子、この頃はまだ女優よりもアイドルとしての比重が強かったんだろうか。原作は赤川次郎。これも懐かしい。あの当時、ミステリーや探偵もの映画原作と言えば赤川次郎だった。松田優作を内容や原作で出演を決める。この映画に出たというのは当時の角川映画もしくは角川春樹の勢いだっただろうか。今にしてそんな事を思ったりする。

当時の私は、流行りものを嫌っていたので、角川映画、角川3人娘も赤川次郎も嫌っていたので見なかった。

映画は観ないでもわりと詳しく知っている。大量宣伝をする角川映画の特徴かもしれない。犯人は物語の登場人物としては出てくる。少しは主演と絡んだりするがメインではない。その犯人役に坂上美和。その当時、注目していた女優さんだったと思う。。薬師丸ひろ子も好きだったかも。メイン役所の一歩手前をやる女優さんに注目したりしていた。この映画で脱いだ事は話題になったのだろうか。そこまで注目される女優ではなかったのか。

とにかく松田優作、薬師丸ひろ子、二人のラストシーンのディープキスそれに尽きる。このシーンに持っていく為に物語が組み立てられた。そんな気がしないでもない。カッコ悪さがカッコ良い松田優作になっている。どんな映画にも手を抜かない。凄い役者だ。