『べっぴんの町』 1989

 

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30年前の映画。出演している俳優さんたち皆若い。古い映画を観る楽しみの一つに出ている俳優のテロップ。今ではメインを貼る俳優が大勢の中の1人で出ていたり、当時は1人で出ていた人が今では数人で出たりしている。1人でも上位に出た人が真中くらいになったりしているのを見るのも面白い。

中国人テーラー役に笑福亭鶴瓶が出てます。今では主演もこなす鶴瓶。この映画では髪もフサフサ。この頃はお笑い芸人が出た的な扱い。

寺島進も事務所に電話が掛かりモックンに繋ぐだけの役。

主演の柴田挙兵。サングラスがカッコイ。チャラチャラしていてもそれが絵になる。ある意味柴田恭兵が一番カッコ良かった頃かも。

モックン エリートヤクザで鑑別所で教官だった柴田を慕って色々と協力する。今一つ この設定がよく分からない。モックンも同様にカッコ良さが絵になっていた。

ヒロインの田中美佐子。見た目のエロさはないが内面からにじみ出る艶めかしさ。こういう演技も出来たんだと驚きました。最近では目立っては見掛けませんが倉田てつを。この頃は仮面ライダーやったり、朝のテレビ小説に出たりしていた。この映画ではそれなりの存在感を感じた。

事件に絡む女子高校生のつみきみほ、和久井映見。この映画ではつみきみほの方が目立っていた。

 

映画そのものは大した事ない。もっと大事件で悪の組織と立ち向かうのかと思ったら、あっさりと解決してしまった。テンポ良く話が進んでいくので、あれこれ考えると突込みやケチもつけたくなってしまうかもしれないが、その前に終わってしまった。柴田恭兵の壮快感とカッコ良さだけが残った。