『ラプラスの魔女』 2018
11/6
これまで観て来た三池作品の特徴として、期待するとガッカリする。何気に三池作品として意識しないで観ると良かったりする。
原作東野圭吾、出演している俳優陣だけ見ると期待は大。この映画はどうなんだろう。期待するとガッカリする。ガッカリするぞと思って観ると、いやいや、やるじゃん三池と思わせる。
他の方の書かれたレビューを拝見すると、かなり厳しく書かれているのを多く目にする。今回は私も同調します。それが、三池作品らしいといえばいえる。
ヒロインの広瀬すず。注文つけたい所もあるが可愛いので許そう。研究助手で志田未来が出ていた。直接的にはストーリーには影響しないが偉くオバサンになっていると思ってしまった。広瀬すず同様にまだまだ主演を貼れる女優さんなのに。
ボディガードで高嶋政伸。高嶋政伸の無駄使いって感じ。ヤサグレタ刑事に玉木宏、あやしげな研究機関の教授にリリーフランキー。この映画の中ではイイ雰囲気を出していたと思う。ある意味で裏の主役といえる豊川悦司の怪演が空回り。
主演の櫻井君。教授にしては重厚感に欠けてストーリーが進行していくに連れて真実味が感じられない。全てに置いて、それぞれの絡みが軽くなったように感じてしまった。
良い意味でも悪い意味でも、期待をしたらガッカリする。そのガッカリが三池作品の心地よさなのかなとも思ったりする。