『ばるぼら』 2019

10/1

 

原作の手塚治虫を知っている人、知らない人では印象は随分と変わってくるのではないだろうか。子供漫画の大家と思われがちだが、大人向けのアダルトで残酷な作品も数多く残している。主演の稲垣吾郎はジャニーズ退所後の初の主演作品。二階堂ふみは大胆に脱いでの絡みがある。それだけにつられて観ると難解で最後まで分からないかも知れない。

 

私は手塚死後に追悼本を読んで彼の偉大さを知った。生前の生きている時の作品をリアルに堪能しなかったのか後悔をした。

この映画の原作となった作品は読みました。極めてアダルトで残酷な結末で終わりました。私が読んだ手塚作品の中でも異色な気がしました。

これを映画化。監督はある意味手塚治虫に一番近くにいた子息。もし手塚治虫がこの映画を観たら、どう思ったのでしょうか。頷きながらも、ちょっとここは違うなーと思ったりもしたのではないかと思います。と思いながらも私がこの作品を読んだのは20年以上前、記憶として大分薄れてはいますがラストシーンは印象に残ってます。(映画は違う終わり方。)