『アウトレイジ最終章』 2017

cast ビートたけし 大森南朋 ピエール瀧 大杉連 西田敏行

監督 北野武

アウトレイジ 最終章 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

3/20

前作ビヨンドまだまだ最近の映画かと思っていたら7年経ちました。7年というのは長い。前作から出演しているメインの俳優がオッチャンからオジイチャンになってしまった感じで歳を感じてしまった。西田、塩見と前作では凄みがあったのに痛々しく見えてしまった。病み上がりということもあるだろうけど。

大杉、滝の二人の俳優に注目して見てました。二人とも良い味を出してました。

この映画を観終えて『ランボー』とイメージが重なってしまった。アクション映画なんだけど、その裏にベトナム戦争におけるアメリカの後遺症的なテーマがあった。もしくはそう解釈が出来た。シリーズ化された。派手で大掛かりになった戦闘シーン。ランボーはヒーロになった。映画も超大作アクション映画となった。

『アウトレイジ』もそんな感じ。豪華な俳優陣は増えた。残虐シーンはマイルドになり一般受けしやすくなった。たけし扮する大友もいつの間にか義理や任侠を重んじる極道となった。それでも、直接大友に恨みの無いヤクザを大量に殺害するのはメチャクチャだけど、それが派手な戦闘シーンとなって、ランボーに被っているのだろう。

3作もよく続いたなと思うけど、興行的にはこのシリーズが一番あるのかもしれないけど、北野たけし監督として評価するなら、この映画ではない。

 

 

 

 

 

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北野武監督第一作品『その男凶暴につき。』

 

一時期、有名ミュージシャンや人気俳優が自らメガホンを取って映画製を作るのが多かった。

公開当時は提灯記事も含めて、それなりに高評価がみられた。時が立つと何の話題にもならない。ようするに、それなりの映画だったという事なんだろう。

 

この映画は違った。良いか悪いかが判断出来ない映画だった。そして、好きか嫌いかの前に、生理的に受け入れられるか入れられないかが分かるなと思った。

 

そして、いまだに映画を作り続けている。

凄いなの一言につきます。