『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』 2015

cast 野村萬斎 宮迫博之 安田章大 杉咲花 木村文乃 風間杜夫 高畑淳子

監督 金子修介 脚本 古沢良太

スキャナー 記憶のカケラをよむ男 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

9/8

 

朝は寒かったです。上着を着ました。お昼に近づくにつれてムシてきました。また、数日後は30度を超えると予報が出てます。

暑い、寒いを繰り返しながら、秋になっていくんでしょう。

夏が終わってから秋が来るのではなく、夏が終わる前に秋は来ていると思います。まだ、秋を実感するものを感じてはいませんけど。

 

評価的には良い悪いと分かれているみたいですが私的には面白く観れた。脚本も良く出来ていたと思う。良い悪いの他に合う合わないもあるのではないだろうか。野村萬斎や安田章大のファンや思い入れのある方が観ると、また別の評価になってしまうかも。

野村萬斎 今まで私が観てきた映画の中では所作振舞いが堂々としている、それが彼の存在感にもなっている。この映画では気弱でおどおどとしている。今までとは違うイメージの役柄を演じている。物語が事件解決に向かって行く中で今までの野村萬斎になっていた。

この手の映画って観ていく中で犯人が予想出来てしまうのだが、予想出来なかった。まさか、彼だったとは。ピアノの先生が失踪してしまう。前日に喧嘩をしてしまう。生徒の杉咲花が探して欲しいと訪ねてくる。それは探偵事務所ではなく芸能事務所に。とある漫才コンビに依頼する。先生はその漫才コンビの熱烈なファンだった。この過程が物語が進んでいく中で分かるのだがその描き方が上手いなと思った。

事件の発端となった幼少期の出来事。そこに先生、生徒、犯人らの交わりがあった。大きなお屋敷があった場所は今では廃墟になっている。そこに向かう。屋敷に侵入する萬斎と刑事。埃が充満する中で口を押える萬斎。ハンカチを取り出して口を押える刑事。この時、刑事のハンカチを取り上げて自分口に当てる萬斎。

観ながらこのシーンだけがアレっという感じがした。でも、これが事件解決の糸口となっていた。私的には面白く楽しめました。シリーズ化したら良いなと思う反面、1作目は良かった、2作目はガッカリ的になりそうな気もします。映画の良さは脚本の見事さにあるのかと思います。