RNR262『悪魔の手毬唄』 | ペコペコでポッコリ 時々 ホームシネマ

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趣味としてではなく、生活の一部化してしまった料理。ネットや料理本のレシピを参考にしながらも、工作やプラモデル作りではないのだから、説明書通りは作らなくとも良いの考えを基本とする男の手料理。 常にお腹はペコペコ。一杯食べて気がつけば、お腹はポッコリ

『悪魔の手毬唄』 1977

悪魔の手毬唄(1977) : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

7/27

『金田一シリーズ』の中では一番良作と感じました。特に市川・石坂の金田一シリーズでは主演の金田一役の石坂は主演でありながらも、関わった事件、遭遇した事件の犯人や周りの関係者などの中に溶け込み、紐を解くように解決していく。突出した存在感をださない。犯人の方が主演では思えてしまう。
この映画に関しては、金田一の石坂、犯人の岸恵子が主演であるだろうが、もう一人 過去の事件で金田一と知り合い今回の事件を担当する刑事の若山さん。もう一人の主演なのでは。この3人が突出せずに上手く絡み合い物語の中に溶け込んでいる。
この当時から若山さんは大御所の俳優なのだろうけど、重厚でいて他を共演者を邪魔しな存在感を出している。

脇役として、警部役の加藤武 粉薬を吐き出す。手をたたき 「よし、わかった。」と言うシーンは定番のお約束なのだろう。
大滝秀治が老医師として出ていた。この頃から年寄り役を。男性版 樹木希林なのだろうか。白石加代子はこの当時から妖気な役が板についていた