三代目ボンド役のロジャー・ムーアの1作目。
007シリーズはシリアスからコメディと分けられるようです。この作品に関してコメディというよりもヘンテコ。
ショーンコネリーではなくロジャー・ムーアをボンド役に考えていたそうです。初回作から10年後にようよくロジャー・ムーア主演の007が誕生しました。
ボンドといえばショーン・コネリー。そのイメージを見事1作目で変えました。ショーン・コネリーのワイルドさがマイルドになり、都会的なオシャレ度が増しました。
それは映画そのものの内容や敵対するキャラクターの影響もあるかもしれない。ボンドもボンドガールも敵もドジでコミカル。
ショーンコネリー主演の最後の007を観て、歳取った感を感じましたが、実はムーアの方が歳が3つ上。
そのムーアが007シリーズ最多の7本を演じている。この映画より新たなボンドが作られていったのだろう。
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