通夜が終わった。参列して残っている人達は斎場内別室にて精進落とし的な席を設けてある。その席に参加する人、その場で帰る人と別れる。

広い部屋に長いテーブルが2列に並べられて、オードブル形式になっている。席はだれだれが何処と決めているわけではないが、父の友人、仕事仲間、親戚関係、自分の知合い、母の知合いとエリアが出来ていた。可能な限りそれぞれのエリアに回り挨拶をした。僕の友人もいてくれて、彼らにも挨拶をする。イトコのニイチャン、ネエチャンに暖かい言葉を掛けられる。

オジ、オバ達、イトコ達と、最後に会ったのは何時だったろうか。思い出すのに時間が掛かる。子供の頃、好きなオジチャンやイトコのアンちゃんがいて、夏休みとか長い休みの時には遊びに来いと言われれば、額面通りにその言葉を信じて行ったりもした。段々と歳を取っていくと、冠婚葬祭といった催しでしか会わなくなる。大抵は招待されないと参加出来ないが、葬儀の場合はある意味参加自由である。
こういう席でしか皆が集まらないというのも寂しい気もするが、この世を旅立つ者が最後にしてくれる贈物なのかも。