RNR139『忘れないと誓ったぼくがいた』 | ペコペコでポッコリ 時々 ホームシネマ

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趣味としてではなく、生活の一部化してしまった料理。ネットや料理本のレシピを参考にしながらも、工作やプラモデル作りではないのだから、説明書通りは作らなくとも良いの考えを基本とする男の手料理。 常にお腹はペコペコ。一杯食べて気がつけば、お腹はポッコリ

『忘れないと誓ったぼくがいた』 2014

cast 村上虹郎 早見あかり ミッキー・カーチス 監督 堀江慶 

http://eiga.com/movie/80946/


早見あかりは元ももいろクローバーZの1人。元アイドルなのか、今もアイドルなのかは分かりませんが、

キャビキャビとした感じなく、落着いた雰囲気をもっている。顏も大人びているというよりもオバサンぽく感じてしまった。浮かれて村上虹郎に絡むシーンは似合ってない。

 

村上虹郎 早見あかりの主演の2人。共に演技がタドタドしいというか拙い。見ていてイライラする所でもあり、それがこの映画にとって味もなっている。

 

それ以上にイライラとするのはストーリー的な辻褄の合わなさというか強引な関わった人皆が忘れてしまうという設定の仕方。

ファンタジーと割切り、そう思って観たとしても、納得いく物がなかった。何で忘れてしまうか、どのような少女なのかという説明はいらないとしても、皆が皆忘れてしまう。ビデオや写真には残っている。それを見ても思い出せない。

 

もしかしたら、小説だから面白い。漫画だから面白い。実写にしたら無理がありすぎる。

そんな感じがしました。

 

そういう少女に関わった人物は、忘れた事すら忘れていると認識していない。それを最後に村上虹郎は認識してしまった。そこにこの物語の儚さがある。

 

物語、伏線として、早見あかりが老人ホームでアルバイトをしている。村上虹郎がそこに行く。一人の老人〈ミッキー・カーチス〉と知り合う。一緒に入居しているお婆さんは痴呆症で老人を覚えていなくなる。

 

「例え相手を忘れたとしても、二人の時間は消えない」とミッキー・カーチスが言う。

これに尽きるのかと思います。

 

もう一つ、こういった映画を文句を言わずに素直に受け止められなくなったマイムは、あの頃には戻る事が出来ない大人になったという事も自覚しました。

 

4/19