『紙の月』2014


観る前の事前情報はこの位でした。

日本アカデミー賞では女優賞、作品賞をはじめと色々と受賞した作品。出演した大島優子が評価された。

角田光代の小説。宮沢りえが評価された。



角田光代の小説は風景・情景描写から心理や心情を読み解くみたいなのがあって、映画化する監督がそれぞれに独自の解釈や思い入れを入れている気がします。

 

こんな終わり方みたいな感じがしました。2階から窓を壊し飛び降りて駆け抜けるシーン。そこに現れているかと思います。あと、よくタイまで逃げられたと思いました。

 

主演の宮沢りえ。もし、彼女以外の女優が演じていたなら、もっと違う印象になったかと思います。

オバサンが若い男に貢いで溺れる。彼女の犯した行為はそれと結局は一緒。ガツガツ感やいやらしさといった物は宮沢りえには感じられたかった。

 

その若い男の池松壮亮。最近、女優さんとの絡みが話題になる映画に何本も出ている感じがします。

うらやましい。助演や重要な役所の割には存在感が感じられません。どの映画も同じに見えてしまいます。これは相手の女優さんを引き立たせる為にしている演技なのか、キムタクみたいな役者なのか、

どっちなんでしょうか。今後を注目したいです。

 

小林聡美は上手いなー。この人と支店長役の近藤芳正、ヘヤースタイルや髪の毛を強調するのは監督の意識的な演出なのか気になりました。
 

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