『太秦ライムライト』2014
8月最初の映画。主演の福本さん、私の好きな役者さんです。知らない人も顔を見ると「あの人だ。」と思うと思います。登場シーンは非常に短い。インパクトがあり、独特の存在感がある。
トム・クルーズ主演の『ラストサムライ』でトムを護衛する寡黙な侍を演じてました。役名はサイレントサムライ。ここで一気に注目を集めました。
それ以前に彼の事を書いたインタビュー形式の本があります。その本のタイトルが『どこかで誰かが見ていてくれる ―日本一の斬られ役・福本清三 』
映画の中にもこのセリフが度々出てきます。「一生懸命やっていれば、どこかで誰かがみてくれる。」
その言葉の中に、誰かがみてくれる為に一生懸命やっているのではない。その一生懸命さが人を引き付けていく。
ヒロイン 山本 最初はパッとしない感じの女優だった。ある時、人知れず殺陣の稽古をしている福本を見かける。そこで殺陣の稽古をつけてもらう。そして、山本は一寸したキッカケを物にして見事に連ドラ主演を務める人気女優となる。
萬田、松方らが良い感じで脇を固めている。
福本清三、本人のドキュメントを見ている気になる。彼を好きな人、ファンなら、堪らない映画だろう。
映画と同時に彼の事を書いた2冊の本もお勧めしたい。より映画が楽しめます。
『どこかで誰かが見ていてくれる ―日本一の斬られ役・福本清三 』 創美社
『おちおち死んでられまへん ―斬られ役ハリウッドへ行く』 創美社
8/12 鑑賞