『名前のない女たち 』2010 

出演 安井紀絵 佐久間麻由 監督 佐藤寿保

 

レビューを見ると厳しい意見も見られます。賛否が別れるというよりも好感か嫌悪に別れている気がします。

 

AV女優の業界の中で、素の世界の自分と虚構世界の中での違う自分を演じる。その演じた自分を素の世界でもあり続けようとする一人の女優。素の世界も虚構の世界もどこか投げやりなもう一人の女優。

2人ともどちらの世界も否定しながら肯定した生き方をしていこうとしている。

 

その虚構の世界の中で演じた者を現実世界でみるファン。架空の世界で架空な妄想をして、その妄想を現実世界に持ち込む。それが時にはストーカーになり、暴走する行為に発展する。

 

批判的なレビューに対しては、あそうかと思うけど、そんなに悪くないじゃんと思う。もう少し違った見方したら良いのにと。ただ、女性と一緒には観られないかも。

 

ジャンクフードを食べている感じ。油ギトギトだけど、美味しく食べやすい。気がつくと1袋食べ切ってしまった。食べ終わってからしばらくしてから胃がもたついてくる。そんな感じの映画かもしれない。