2024/07/19 | 端

あっ!


よせばいいものをインターネットで昔の友人を探して近況を知るとすごくすごく人生を謳歌しているように感じて嫉妬をしたり、虚しくなったり、他人の喜びに手を広げて喜んだりできなかったりする自分を嫌いになったりする。
大人びた姿、仲間と日焼けしてバーベキューをする姿、アウトドアで活動的で活き活きとしていて自分とは違いすぎる姿に、「あんたになりたい」と切望の眼差し。無念やな。
東南アジアで真夏の太陽、フォトジェニックな廃屋を撮ってコカ・コーラ。タトゥーと拡張したピアスとサングラスでヤーマンだってさ、「あんた最高だね」と羨望の眼差し。愚かやな。

どれだけを手に入れても満足しないくせに他人のオモチャを羨んで羨んで、一体なにになると言うのか。虚しくなるからやめときなって。そう言ったのに私は今日も誰かを羨ましがっている。

みんなみんな、素敵だよ。素敵だから、羨ましい。何かを始めたくても始められない私は言い訳ばかりが板についてきちゃって、ああもう、まったく成長のない30代だ。


誰かとお酒を飲みに行きたいね、そしてバーで好きな映画と、音楽と、小説について語ったりして、そうやって一日を過ごしたいね。
最近は人が恋しくなってきた。
働き詰めだったからかな。
ライブの予定も立てて、遊びに行く予定も立てて、とにかく誰かと話がしたいんだ。

昔はできたことが、あんまりできなくなってきている。これが大人になるってことなのかな。
寂しいよ。