球根の整理 | 見習いブリーダーの交配台帳

見習いブリーダーの交配台帳

単なるパンジーとチューリップの「愛好家」

4~10日まで球根の除根(根っこもぎ)で胎内市へ。

自家用車で直行直帰とはいえ、興味のない人からしたら「都民による不要不急の外出」なのかもしれないけれど、これをやらねば1000品種超のコレクションは維持できなくなるのです😓


今年から掘りあげる時点で10品種程度で区切ったグループごとにトレーを分けて整理しているので、「これはどこにあったっけ」と探してまとめる時間が削減されて予定より早く終わりました。



6月の掘りあげ時にネットに入れた球根を1つずつトレーにあけて、分球しているものをばらして調整します。


ある程度の数になっているものは個数を制限して開花球の中でも大きい球だけ残します。

増やしている最中のものは増殖率、品種特性、希少性なども踏まえて子球も残します。

各品種30~50球前後に抑えないとあらゆる作業時間が無限に増えてしまって終わらなくなりますので😅

1番旺盛に増えたのはこれ。

⚫‘黄小町’
6球を植えてから3作目。
主球だけにしてもまだ数が多いのでサイズの小さい開花球は捨てるくらい😅
これのスポートの‘とやまレッド’と‘夕やけ小町’も同様にめちゃくちゃ増えています。


⚫‘ハグアンドキッシーズ’
昨シーズン個人輸入した品種。
苦労してお金もかけて輸入したのに、今年はあっさりタキイ種苗のカタログに載っててガクッ😒笑

導入初年度はどうしても腐りやすいのですが、輸入球根は特に輸送ストレスがかかって更に腐りやすい😱
この品種は何球かダメになりましたがよく残った方です。

⚫‘キララ’
いまやほとんど流通しない萩屋薫先生の育成品種の中で、かろうじて出回っている品種。
ダーウィンハイブリッドながらゴツくなくて花色も上品。
多少腐敗が出たのでそこまで増えませんでしたが、来シーズンからはスムーズに増えてくれそうです。

⚫‘恋心’
小球性品種。
大きいサイズの球根ができにくいのですが、その代わりかなり小さい球根もよく咲く上に地上部が大きくなるので、植えかたに配慮が必要。

ネズミがネットにあけた穴。
畑に植えている期間だけでなく、保管中もよくネズミに食われます。
ネットを食い破って中の球根を齧るのでネットも交換しなくてはいけないし大迷惑😠
今年も10袋ほど交換しました。

植え付けまでまだ2ヶ月弱あるのでその間も何枚かやられるでしょう。
数の少ない品種が被害にあいませんように🙏🙏🙏