作品展に向けて 石村あさみさんのベイン
宮崎県は新富町の石村あさみさんの作品も搬入が済みました。
石村さんと言えば、ベイン!とにかくベイン(網目模様)に特化しての育種は、群を抜いています!(笑)
ミツバチの羽音シリーズ
石村さんの代表作です。このサイズのラビット型でベインを出そうと考えるでしょうか。他の方が気づかない視点、これを持っているのはある種の才能ですね!
某種苗会社から販売されていましたが、残念ながら諸事情により今期で販売終了となりました。
ベイビーベア
パープル&イエローブロッチ崩れベインの小輪。なかなか芸が細かい(笑)。この芸の細かさは日本人の育種のひとつの特徴ですね!
流星ブルー
流星ピンク
流星ゴールド
この凄さ、分かります?
ベインの色を変えようという試み、通常はブラックのベインをブルーにラベンダーにブラウンに・・・。誰がそんなことを考えるでしょうか、しかもそれが出来ている!そして、それが素晴らしいっ!!
冬のひまわり(アイボリータイプ)
蕾はアイボリー、開くと色は薄くなってピンクを帯びる、そしてベインはあずき色。花型がとても上品です。
で、小さなブロッチは焼け。
もうね、素晴らしすぎて言葉がありません!(笑)
以下は今期の交配株
ここからたくさんのベインの方向性が見えます!
そして、遂に!
ストライプとベインが合体した株が、初めて出現しました!
昭和の時代、ベインはストライプの分類に含まれていました。平成になって、特徴と品種の分化が際立って来たのでストライプから「ベイン」として分類されるようになりました。
そして、令和になってその二つが再びこのような形で交わるとは…。誰も想像しなかったことです。
ベインがここまで進化しているのは日本だけ。そのけん引役が石村あさみさんです。
その石村さんのベイン、是非実物を見て頂けたらと思います!