カキツバタの季節!
パンジー・ビオラは、ハウス内はお別れした株も多くなりましたが、圃場畑の方は採種の真っ最中!
寒かった分、だいぶ傷んだのですが気温は高くても連日の晴天に恵まれて回復、種がどんどん実ってきています。
本当は画像も撮らなければいけないのですが、色目もだいぶ変わってきているので断念。なんとか系統維持だけはしなければと、採りだしましたが、稔りすぎてて終わらないんですよ、これが!(笑)。
コンプリートするのに後1~2日はかかる予定です。配布用の採種も同時進行で、こちらは採れるところまで続きます!
さて、季節は過ぎていくので他の交配選抜作業もどんどん押して来ています。
そのひとつ、カキツバタが咲き始めました!もう、そんな季節です。
耕作放棄田を整えて植えたカキツバタの実生苗。今年、初めての花を付け始めました!
どんな植物も種まきして、最初の花が咲くこのドキドキ感がたまりません。これが、中毒の元ですね!(笑)
カキツバタはほとんど経験がないのですが、ハナショウブを参考に取り組んでいきたいと思っています。
一番開花が早かったのが‘春の浪’のセルフ。
早いもので今月の3日に咲いた株がありました!それからも続々開花、この品種は早咲きですのでそれが遺伝しています。
‘春の浪’
白に時折、胡麻斑(斑点)が入る3英、平咲きです。
以下、そのセルフの子供たち。
花色は白、胡麻斑が強く入るものも出ています。平咲きが主です。
似たものばかりですので、逆に選抜が難しい(笑)。微妙な特徴を拾っていかねばなりません。ひとまず、胡麻斑の強いものは拾いました。
以下、‘羅生門’のセルフ。
典型的なカキツバタの花型ですね。大輪です。
子どもたちは花色の濃淡が出ています。
多弁化傾向の個体が出ていますが、これは連続するものかは数年観察してみないと分かりません。
‘舞孔雀’のセルフ実生。
カキツバタの有名品種の実生ですが、1株目はほぼ親と同じ。他、10株程度ありますのでどんな花が咲く方のか楽しみです!
と、他の花の記録交配もやりながらの採種作業。
だからなかなか進まないんです!こんな風に目まぐるしく作業に追われている日々でございます!!(笑)