マイビオラ3
(ホワイトバタフライ×マイビオラ・ローズ)×(寒紅×マイビオラ・ローズ)の交配結果。
ハーフ同士の交配ですが父親が同じなのでクウォーターにはならず、ハーフに戻ったって感じですかね。ほぼ半数でマイビオラが分離しています。
よく考えると種子でマイビオラじゃないものからマイビオラが再現できる“公式”みたいなものが導き出せそうな気がします。
色合い、雰囲気共とてもよい交配結果ですが、元に戻っちゃしょうが無いですよね。
さて、右上の2個体のめしべに注目!
右が稔性のあるめしべ、左が不稔のめしべです。
不稔のめしべの方が細長く尖っており、これがマイビオラの特徴の一つです。
特徴的なフリルとリンクしており、めしべだけでなく子房自体も変形して稔性を失っているようです(山崎さんいわく「遺伝子が壊れているって感じ」でしょうか?)。
カンカン・パープル×(わかば×マイビオラ・イエロー)。
カンカンはフリルの品種です。市販品種との交配ですので、当然ながらマイビオラからは離れますね。
うーん、結果はどうだろう。良いような悪いような・・・。
オーロラ×(わかば×マイビオラ・イエロー)。
オーロラはイエローにパープルの覆輪でフリルのある市販品種です。
結果は1個体、マイビオラのような花がありますね。ここまで血が遠くなっても再現性があるなんてすごい遺伝子です。
ひげが特徴的な個体が出て、これはこれで方向性が見えそうです。でも、こちらはマイビオラから離れすぎちゃったかな?
代を重ねるごとに稔性のある出現率は高まっていきます。
代を重ねてトータル的な花型や雰囲気はどうか?
お釈迦様の手のひらでまだまだ彷徨っているもの、反対に落っこちたものも一部はあるようです。
彷徨いながらも進まねばなりません。さて、ひ孫の代はどうでしょうか。
*記事とは関係ありませんが、「セイシカ」(西南諸島原産のつつじ科の常緑低木)の種が採れました。ご希望の方は70円切手を同封のうえ20日までに下記住所へお申込み下さい。
〒880-2232
宮崎市大字堤内238-1
川越路可 宛