さて、リコリスの交配です!
なーんも難しくありません!花粉をめしべにつけるだけ!(吉本新喜劇だったら、ここでコケます)
ただし、ポイントがあります。それは種が実らない品種、原種があることです。それらにいくら交配しても種は実りません。まれに実っても性質が弱かったりして、実用的ではありません。
では、どうするか。花粉は使える場合が多いので、父株として使いましょう。しかし、種ができない種類は花粉の稔性も低いので何度も花粉を付けること。成功率が高まります。
種のできる種類は、その花の花粉が出る前に父株の花粉を受けてやれば受粉は完了ですが、種のできない種類の花粉は2~3日の間(花の寿命は約3日)、継続してこまめにたっぷりとめしべにつけてやることが大事です。
花粉の保存は、乾燥材を入れて冷凍庫(冷蔵庫じゃありませんよ)に保管すれば1年はもちます。
交配後は、雨に当ててはいけません。しばらくすると子房が膨らんできます。品種によって取れる種子の量は違います。
黒い完熟の種が採れたら、乾かさずすぐに播きます。
交配したなら忘れないように記録。私は花粉親を花茎にマジックで書いています。ラベルを付けるのが面倒くさいので…。
これとは別に手帳に書いておけば完璧です。
記録、実はこれが大事なんです!!
やってると、身に沁みてわかりるんだなぁ、これが…。