子育て支援施設の方からダウン症の子にオススメの遊び場を紹介された。以前、役所の方にも勧められた場所だ。

遊び場といっても室内でおもちゃで遊んだり、工作したり、ダウンちゃんだけでなく幅広く子供達が遊べる場所だ。


主人が整体に行くので、ついでに車で送ってもらった。初めての場所こそ起爆剤が必要。バスや電車で行くとなると面倒って思っちゃうけど、車で送ってもらえるなら行くまでの労力がいらないからハードルが低くなっていい感じ♪


行ってみたら、地区センターの一角のお部屋がオープンになって、5〜6組の親子が既に色々なおもちゃで遊んだり、工作していた。赤ちゃんはいないみたいだ。

私は受付の年配女性に声をかけ、受付表を記入。

年配女性しているというかをしたので隣には小学校高学年〜中学生位の子がボランティアで入っていた。「お手伝いして偉いね」と心のなかで呟いた。


スタッフの方がお布団ひいてくれて、そこに息子を寝かせた。スタッフがおもちゃの一覧ファイルを持ってきてくれた。


息子の遊べるおもちゃは少なくて、ベビージムみたいなのがあると良いなって思っていたら木製のブラブラ揺れるブランコのようなおもちゃを持ってきてくれた。息子は揺れるおもちゃに「キョトン」としていた。息子の反応が微妙。


息子のおもちゃ遊びは置いておいて、私は私の目的を果たさねば。


思いきってスタッフの方に「実はこの子ダウン症で、この場所もダウン症の子にオススメの場所って聞いたんですが」と私がいうと、別の年配のスタッフさんを呼んでくれた。(表記…Iさんという。)


「ダウンちゃんに見えないね〜」とIさん。うちもいるんですよ、受付にいる娘が…もう27歳なんだけど。Iさんはお嬢さんを呼んだ。

あらっ!?さきほどの?

小学生だと思っていたら、立派なレディだったわ!

私も思わず「ダウン症に見えない」と口走ってしまった。

Iさん「お母さんが好きなことをやっていたら、一緒になってやってくれますよ。10歳位まで病気かかりやすいけど、それを越えたら丈夫に育ちますよ。だから大丈夫!」って励ましてくれた。

「ここにいると、今日居ないけど◯◯さんや▲▲さんも来るから、ダウン症のサークルもあるんですよ。」なんて、色々お話し。ダウンちゃんの6歳の男の子も来ていた。見た感じわかりやすいダウンちゃんだったけど、その子のパパさんが、「保育園も

最初だけ園とお話し必要だけど、受け入れてくれるとこ多いですよ。障害児を入れると園は特典がある(保育者の人数増やす等)からみたいですよ。」なんて言われた。


一気にダウン症のもやもやが解決されていく。

受付のお嬢さんも、息子をあやしてくれたり親切だ。話も通じるし、なんかおしとやかなお嬢さんって感じで…見た目が幼いだけで全然普通じゃんって思ってしまった。

多少、話通じない部分とかありそうだったけど許容範囲。

ダウン症の子が大人になっていく恐怖を抱えていたけど、実際に接したらなんだか印象が変わった。


授乳室のカーテンを見てふと思った。

「ダウン症」という偏見のカーテン越しに見ていた私。でも、この薄いカーテンを開けたら…偏見のカーテンを開けたら…わかりあえる世界が現れた。

明るい世界が広がったような気分になった。


またこの場所に来よう!私と息子に気軽にいける場所が一つ見つかった。