揚げパンパン 生地を油で揚げた料理。強力粉 の生地を揚げたものと、焼いたパンを揚げたものとがある。日本ではパンの仲間とされるが、英語圏や中国語圏などではパンの種類に数えない地域もある。

概要

生地を揚げるタイプでは、チューブのようなものから油の中へ搾り出すものが各国にあり、この製法では棒状になる。中国油条 や、スペイン や中南米のチュロス などがこれにあたる。成形したパン生地を揚げるものとしてはカレーパンロシアピロシキ などがあげられる。ドーナツ も広義では揚げパンの一種といえる。

給食としての普及

日本では焼いたパンを揚げた、揚げパンはかつて子供に人気の給食 メニューであった。コッペパン を油で揚げたものに砂糖 をまぶしつけてあり、シナモン などで香りをつけたものや黄粉ココア パウダーを塗したものもあった。最近の給食ではアーモンド を砕いた粉をまぶしてある物が一般的である。栄養 的にはカロリー だけの食品であり、戦後、なんとか児童らの栄養状態を安価に引き上げようと模索したあとが伺える。ある年代にとってはミルメーク などと並んで懐かしいメニューである。一方、静岡市 葵区駿河区 の市立小中学校では給食のメニューとして一切出していない。(これは旧静岡市当時から続いている。)

その他の用法

また、小さな賽の目に切ったパンを揚げたものをクルトン といい、スープ の浮き実にする。


アメリカの揚げパン(fried dough)。祭りの屋台で販売される。

アメリカの揚げパン(fried dough)。
祭りの屋台で販売される。

脱脂粉乳だっしふんにゅう)は、生乳牛乳 又は特別牛乳乳脂肪分 を除去したものからほとんどすべての水分を除去し、粉末状にしたもの。スキムミルク(skimmed milk)ともいう。脱粉(だっぷん)と略称されることもある。

概要

保存性がよく、蛋白質カルシウム乳糖 などを多く含んでおり、栄養価が高いことから、戦後しばらく学校給食 に用いられた。学校給食に用いられたのは主にユニセフ からの援助品であった。当時、アメリカ では飼料 にも使われていたという。

歴史

日本の学校給食では1950年代 半ばから液体の牛乳に切り替わり始め、1966年札幌市 では姿を消した。全国的には1970年代 まで使用されていたと思われる。

現在、日本国内では年間約135万トンが製造されており、内、北海道 産が約9割を占める。用途としては調整牛乳の成分調整用、食品 原料、製菓 原料、一般家庭の調理用などに用いられる。

その他

デトックス (detox) とは、体内に溜まった毒素を排出させるという健康法 。この呼び名は、detoxification 、つまり「(体内から毒素や老廃物を)取り除く」、「解毒」の短縮形。

概要

現代社会を暮らしていく上では、どうしても体内に人体に悪影響を及ぼす化学物質 (主に重金属合成化合物 のうち、特に有害なもの)が蓄積され、また自身の体内からも活性酸素 などが生成されていると喧伝されている。デトックスとは、サプリメントの摂取や入浴などで、こういった体内の有毒な物質を排出しようとする方法とされている。これら有害な物質の多くが脂肪 に蓄積されることから、提唱者の一部はダイエット と関連付けてその効能を標ぼうしている。

問題点

全ての重金属や合成化合物と呼ばれる食品添加物 などが有害であるとする偏見 も多いが、例として取り上げられることのある水銀カドミウム が日常的に摂取され続けることはほとんどなく、食品添加物についても実際には動物 実験 によって得られた毒性値 の数百から数千分の1の量しか用いられていない。また一部の重金属はミネラル を構成する大切な栄養素 であり、合成化合物は構造が同じ天然化合物と性質は全く変わらず、問題が起こる可能性があるのは不純物などとして他の化合物が混入している場合のみである。一部の商業的な宣伝に過剰に踊らされないよう注意が必要である。

そもそも健康的に生活していれば、人体は肝臓腎臓 をはじめとした体にとって有害な物質を取り除く機構を備えており、医学的な見地からは栄養バランスを整えるという意義以上でのデトックスには懐疑的な声が強い。なお、確かに有害な重金属は体内に蓄積され、出産 を除いて排出される機会はほとんど無いが、それは人体に密接に結びついているためであり、仮にそれらを短期間に大量排出する方法があったとしても、身体には大きな負担を伴うと言えよう。

ゆえに、科学的根拠に乏しい、いわゆる疑似科学 を用いたものも数多く存在する。こうした根拠の無い効果を提唱した製品を販売する業者はもとより、同様に根拠の無い効果を提唱して客に利用させ対価を得ている一部のエステティックサロン なども、景品表示法 に違反する可能性が極めて高い。

事例

  • 足裏から重金属などの毒素を排出する効果を提唱するフットバス製品(イオンデトックス )が存在し、これを使用すると容器内の水の色が変化する。業者の説明ではこれは体内の毒素が水に溶け出したために生じたものとされるが、実際には水中の電極に使用されている金属が変化し、イオン化したものが水に溶け出した結果生じたものである(すなわち単純な電気分解 である)。

デトックスの方法

その他

アルコール依存症麻薬中毒 の社会的サポートまで含めた治療をデトックスと言う場合もあるが、日本では余り一般的ではない。また人工透析 も広義のデトックスであるが、医療として行われるものとは通常区別される。